待合室の工夫 記事一覧
2025年06月16日


医院の増収・増益を目指すためには
ファン患者を増やすことがとても大切です。
10年前になりますが
眼科さんの講演で全国を巡っている時に
同じレジュメじゃダメだ、と決心して
毎週いただいた質問や
感想をベースに手を加えていました。
その中でラストの方で
患者さんの7つのイライラを
7つのニコニコにかえる、
というお話をしていました。
このイライラ7のトップ1が
“待ち時間が長い”でした。
病院のアンケートなどでも
不満の一番が待ち時間でしたので
当時は
・待ち時間を短くするには
どのような工夫をした方が良いのか。
・待ち時間を短くできない場合でも
短く感じていただくための工夫
をいろいろ考えていました。
6月19につづく

2025年06月13日


自院に来院する患者さん層に合わせて
待合室に置くグッズ。
コロナ流行時は
待合室に何も置かないず
テレビだけというところが多かったですが
少しずつ回復してきています。
子供さん
⇒絵本、積み木、プラレールなど
たくさんあります。
男性・女性
⇒週刊誌、新聞、月刊誌
市販されていない雑誌などは興味あり
料理など趣味系、おでかけ情報誌
高齢者
⇒NHKテレビ、トレーニンググッズ
待合室のグッズはいろいろありますが
様々な患者層に対応しようと思うと
たくさんになり大変です。
間違い探し、ナンクロなど
自由に記入していただけるように
置いておくのも一つですね。
壁に絵画を飾るのは
リラックス効果もありますし
世代を問わず良さそうですね。

2025年06月12日


毎月、医院さんのレセデータを集計して
患者さんの動向を分析していると
それぞれの医院さんの特徴がよく見えてきます。
レセデータの区分は
・社保本人
・社保家族(6才以上6才未満)
・社保高齢者
・国保本人
・国保家族
・高齢者
・(公費)
の区分になります。
お大きなイメージをすると
・社保家族が多い⇒子供さんが多い
・社保本人が多い⇒サラリーマンが多い
・国保が多い⇒自営業
退職された方が多い(前期高齢者)
・後期高齢者が多い⇒お年寄りが多い
この区分に合わせた待合室グッズを配置すると
待ち時間を短く感じられます。
つづく

2025年05月07日


以前にもA版とB版のサイズについて書いていますが
2024年10月29日|医院・歯科医院・経営コンサルティング|MMP
待合室の掲示板の表示、ポスターなどが
届いた順番に貼り付けていくと
タテ・ヨコ・A版・B版がバラバラになり
見た目がスッキリしません。
右半分はBサイズ、
左半分はAサイズと区分しても良いと思いますし
ポスター・掲示物の
上の端を揃えるだけでもスッキリします。
そして令和6年8月頃のポスター
「高齢者の保険証がかわります」や
「令和6年12月に保険証がなくなります」といった
過去形のお知らせは
そろそろ外しても良いのではないでしょうか。
患者さんが興味を持ってみて下さる掲示物が
掲示物が待ち時間の短縮にもつながります。

2025年03月13日


ある医院さんで見かけた
相田みつをさんの壁掛け。
ついつい読み込んでしまいました。
相田みつをさんの言葉は
その内容だけでなく
筆で描かれた独特の字体にも味があります。
「相田みつをさんは日本の詩人・書家。平易な詩を独特の書体で書いた作品で知られる。書の詩人、いのちの詩人とも称される。栃木県足利市出身。本名は相田光男」
待合室にこんな詩が貼ってあったら
ついつい一生懸命読んでしまいます。

2025年03月12日


実はこのブログを書いているのが2月22日。
「にゃんにゃんにゃん」で猫の日です。
マスコミでもいろいろ取り上げられていましたが
日経新聞にも全面広告で
猫の本が紹介されていました。
日経ウーマン別冊
『猫と幸せに暮らすのリアル』
『捨てられた僕と母猫と奇跡』
『にゃんこ関西弁辞典』
『ねこほぐし 猫を整えるマッサージ&ストレッチ』
『こねこのトトはおるすばん』
『ぼくはないた』
待合室の本もだいぶ回復してきましたので
待ち時間を短く感じる工夫として
待合室に
・「猫の本」コーナー
・「犬の本」コーナー
を設けてはいかがでしょうか。
ペットを飼育している人は21%で
(ペットに関する調査(2024年)実態編より)
その中でペットの種類は
「犬」が43%
「猫」が38%だそうです。
きっと待ち時間を楽しんでいただけると思います。

2025年02月19日


イスの座り心地を考えている時に
昔々のネタを思い出しました。
朝イチ、午後イチの患者さんの座るイスチェックです。
1ヶ月40回のチェックで
・40回とも同じイスに患者さんが座る
・バラバラで数ヶ所に分散
ということで
自院のコージーコーナー※が
(※ちょっとしたくつろぎスペース)
一ヶ所か複数あるかが見える化できます。
この40回の傾向で
待合室のイスの配置を考えてみるのも
待ち時間を短く感じる工夫になると思います。

2025年02月18日


「患者さんの視線を大切に」の
チェックの1つが待合室のイスです。
その医院の患者層によって異なってきますが
・子供さんが多い→角のあるイスは要注意
・高齢者が多い→立ち上がる時にひじ掛があると
立ち上がりやすい。
クッションが厚く低いと立ち上がりにくい。
などで
院長先生は一度
自らが待合室のイスに座ってみて下さい。
・座高が低くて柔らかいクッション→立ち上がりにくい
・3人掛け→意外に狭くて3人座れない
・背もたれと座面の間が布でつながっていると
隙間にホコリが溜まりやすい
など。
自分で患者さん用のイスに座ってみると
改善点が見えてきます。

2025年02月17日


医院さんに訪問した際は
待合室で患者さんと一緒に座り
周りを観察しています。
“イスに座った視線で受付の方を見る”
という患者さん目線は
自院のスタッフさんは
なかなか経験できません。
周りに他の患者さんが座っているシチュエーションは
なおさらです。
医院によって異なりますが
待合室の様子は
・スマホを触っている方が7〜8割
・テレビを見ている方が6〜7割
・キッズコーナーで遊ぶ子供達
・医院の新聞、雑誌はほぼなし
といった状況です。
大切になってくるのはイスの向きです。
・全てのイスが受付に向いていると
会計する患者さんのプライバシーもやや難。
・受付に視線が集中すると
受付スタッフもプレッシャー。
ということで患者さんの視線の先に
医院からお伝えしたい情報や
待ち時間を短く感じる工夫をします。
待合室のイスに座ってチェックしてみましょう。

2024年12月24日


医院の受付周りに
季節の飾りは置いていらっしゃいますか?
ハロウィン、クリスマスは
いろいろグッズもあり選びやすいですが
12月25日から年末までは悩みますね。
日数も2〜3日だけですし・・・
日本の二十四節気・七十二候をしらべてみると
第六十四候
「乃東生(なつかれくさしょうず)」
12/21〜12/25頃
夏枯草と呼ばれるウツボグサの芽が出てくる頃
第六十五候
「麋角解(さわしかのつのおつる)」
12/26〜12/30頃
大型のシカ麋(さわしか)の角が
年に一度、根元から抜けて生え変わる頃
ということで
六十四候は難しい、六十五候で「鹿」を飾るのはあり。
他にも冬至はゆず湯なので
ゆずの実を置くのも良いですね。
