患者さんが集まる 記事一覧
2025年06月19日


メンタルクリニックなどでは
しばしばあることですが
患者さんのお話を長い時間聞いていると
その患者さんの治療効果、満足度はアップします。
しかし、当然のことですが
順番待ちをしている患者さんの
待ち時間が長くなります。
以前、コロナの前の話ですが
1時間待ちの3分間診療、という言葉がありましたが
1人の患者さんと10分お話していると
9時〜12時の午前診療で
診察できるのは25人ほどで
待ち時間は1時間くらいだったのではないでしょうか。
診療の患者さんの満足度をアップするためには
「待ち時間を短くする」、ではなく
「待ち時間を短く感じるようにする」ことが
大切だと思っていましたが
時代は変わり
予約システムの導入で
待合室で待たなくても良い、
という根本的なシステムの変化になっています。

2025年06月05日


20年くらい前になりますが
ある病院の改善プランを考えていた時に
「病院変わります宣言」を思いつきました。
各部門で話し合ってテーマを決めて
ポスターで掲示します。
例えば
こんなポスターを要所要所に掲示すれば
改善にかかる費用は1万円以下。
「できなかったら評判悪くなりますよね」
という意見もありましたが
出来ないようなら、そもそも評判は良くないのです。
各部門で出来ることを
テーマにすれば良いと思います。
「変わります宣言」いかがでしょうか。

2025年05月26日


インターネットの普及で
野立て看板の役割も
少しずつ変化しています。
この頃は院長先生の顔写真のアップを掲示して
目立たせている看板をよく見かけますが
アップの顔写真は賛否両論あります。
一番のポイントは
以前からお話していることですが
その看板の位置で
・医院の存在を多くの方に知っていただく
→周知看板(ビルボード)
・医院へのルートを表示する
→道案内看板(サインボード)
この違いをはっきり意識して
看板のデザインを考えることが大切だと思います。
・電柱看板が2〜3本続き
・「次の交差点 左折」
はOKですが
医院から数Km離れた電柱に「直進5Km」と
表示されていてもピンときません。
ビルボードとサインボードを意識しましょう。

2025年05月12日


最近は情報発信のために
クリニック・歯科医院さんで
インスタを始められるところが増えてきました。
すずたけもいくつかフォローしていますが
ふと気づいた点がフォロワーの人数です。
ある介護施設さんはフォロワーが7000人でした。
入所者100人
通所登録者100として
利用者さんお一人に対してそのご家族3人が
フォロワー登録して下さっても600人ですから
10倍以上のフォロワーです。
そしてポイントが求人募集のお知らせです。
お花見など楽しいイベントのインスタの記事と
「ただいま介護職員 募集中」
の表示が出ていると
魅力的な職場に見えますし
折込広告に求人情報10万円かけて掲載しても
1万人近い方がみて下さるかは不明です。
これからは
増患のためだけでなく求人のためにも
医科・歯科・介護施設でインスタを始めましょう。

2025年04月04日


一度受診なさった患者さん(純初診)が
再診・再初診で継続通院しているかどうかは
純初診の患者さんのカルテをすべてチェックすれば
定着率の計算はできますが手間がかかります。
そこで、1年間の純初診数をカウントして
(患者番号でカウントできます)
1ヶ月平均の純初診人数を出します。(A)
前年同月とレセ枚数を比較して
増減した枚数を(A)で割ります。
例
増加20枚/純初診100枚=定着率20%
こうすると、一度診療した方が
次の年も年に1回受診した割合が20%になります。
マイナスは患者さんの流出です。
成人病で月1回診察の患者さんが多ければ
200%、300%になります。
今データを出しているところでは
メンタルクリニックさんでは定着率高め、
耳鼻咽喉科さんは低めです。
一度、ご自分の医院の定着率を計算なさってみて下さい。

2025年04月03日


公益社団法人日本医業経営コンサルタント協会
歯科経営専門分科会の皆さんと
お話をしている際に
治療中の患者さんが途中で中断。
歯の治療から予防治療への転換なし。
予防治療も継続せずに中断。
これをレセコンデータで細かく拾っている資料がありました。
すずたけは患者さんの定着率を
とっても簡単に分析する方法を
10年以上前に考え出しています。
きっかけはある眼科さんで
一生治療を続けないと失明してしまう緑内障の患者さんが
1年以内に治療を中断してしまう割合が2〜3割ある、
というお話から
自院の患者さん定着率を算定する方法を考えたことでした。
病気になって
その医院を初めて受診する患者さんは純初診で
紙カルテを新しく作成。
電カルに新規登録するなどで
患者さん番号が増えていきます。
この患者さんが次の年にも
同じ症状が発症して
同じ医院さんへ来院されれば定着です。
この割合を出す方法です。
明日につづきます。

2025年03月27日


先日
公益社団法人日本医業経営コンサルタント協会
歯科経営専門分科会の皆さんと
お話をしている際に
歯の治療で受診している患者さんを
治療から予防通院に切り替えていただくためには
どうすれば良いか、という話題になり
ミキサー食研修をご紹介しました。
口腔機能の衰えた高齢者が
ミキサー食を食べている事、
そのミキサー食をスタッフと一緒に体験して
予防治療の大切さを
まずはスタッフに
身をもって実感していただくことです。
もう20年近く前になってしまいますが
食品サンプル屋さんにお願いして
お寿司と、お寿司をミキサー食にした食品サンプルを
作っていただきました。
この2つを治療終了した患者さんのチェアに持っていき
「どちらを食べたいですか?」
とお尋ねして
予防の大切さをお伝えする、という流れでした。
皆さんはミキサー食を
召し上がられたことはありますか?
お茶にトロミ剤を入れて飲んだことはありますか?

2025年03月11日


デイケア、デイサービスの
利用者さんの人数が多いところは
リハビリやレクリエーションのプログラム、
スタッフの対応など
様々な要因があると思いますが
実は隠れた要因の1つが
「食事」だと思います。
ある事業所さんでアンケートを実施したところ
食事の項目の「美味しくない」が
過半数を超えていました。
要介護者のご家族も
お食事の準備が大変ですので
本人が
「あそこのデイはご飯が美味しいから、もう1日増やす」
などと言ってもらえると嬉しいです。
一度デイで
・食事
・スタッフ
・リハ
・レク
などの、利用者さんアンケートを取ってみましょう。

2025年02月05日


1月14日付の『日本経済新聞』の3ページが
オススメ製品の全面広告でした。
今どきだな、と思ったのが
全ての商品にQRコードがついていて
気になった商品の詳細が
すぐに確認できるようになっていました。
1冊176円の小冊子から
220万円以上の3Dプリンターまで
すぐに申し込める便利さ。
広告・広報に
QRコードをプラスすることが
大切だと感じた記事でした。

2025年01月20日


地元、三谷にある
大きい弘法大師像のある有名な観光地・弘法山の上で
ヒルトップという喫茶店(今は閉店)を
営業していらっしゃったマスターが
蒲郡の夜景はとっても素敵なので
すべての家にLED電球をつけて
日本一の夜景にしたいと夢を語っていらっしゃいました。
仕事柄、車で走っている際に見える医院を
ついついチェックしてしまいますが
夜の見え方がとっても大切だと思います。
電気代の節約も大切ですが
夜、真っ暗では記憶に残りません。
防犯のためにも入口を照らす街灯、
院内も真っ暗ではなく
少し外から見える室内灯を点灯。
(タイマーセットで10時まで点灯など)
また、入口の看板の照明が
とっても大切だと思います。
照明のない看板では夜見えず
照明が付いていれば横を通る方も
ここが〇〇科の医院だと記憶に残ります。
医院の夜景を大切にしましょう。
