建物・設備の工夫 記事一覧
2025年05月08日


最近少しずつ
マイナカードの受付が増えてきています。
こちらもよく待合室で見かけるシーンですが
マイナカードの入れる向きがわからなくて
手間取っている患者さん。
読み取り端末のメーカーによって少しずつ異なり
画面にカードの向きを
表示しているタイプもありますが
それでも患者さんは間違った向きで
入れてしまっていますので
顔写真が右か左か、上か下か
わかりやすい表示があると
スムーズだと思います。
また、高い位置に端末が置いてあり
暗証番号がわからず顔認証を選んだ場合
背の低いお子さんや車イスの患者さんは届きません。
端末の高さも要チェックです。

2025年05月01日


先日、クライアント先のクリニックで
実際に目撃したシーン。
タッチ式の自動ドアに
高齢者の方がぶつかって転倒。
幸いケガなどはありませんでした。
タッチ式だったのですが
自動に開くと思いこんでそのまま歩かれ
ガラス扉が開いていないことに気付かず
ぶつかってしまった様です。
事故防止のために
院内の自動ドアなどは
そこはガラス扉があることに気付く様
視線の高さに何かシールを貼ることになりました。
院内転倒事故防止のひと工夫として
立ち止まってもらえるようなシールや表示をし
その表示が
・季節感のあるもの
・医院からの情報発信
にするのも良いと思いました。

2025年04月28日


コロナなどの感染症が
いまだゼロにはなりませんので
発熱外来などは電話連絡してからなど
感染対策に取り組んでいらっしゃいますが
医院を訪問して感じる第一印象は入口の扉です。
だいたい手指消毒スプレーは
医院の内側に置いてある場合もあり
患者さんは扉を開けてから
スプレーを使います。
ということで
入口扉の取っ手は
接触感染の第一歩になります。
入口の扉は手で開くタイプではなく
自動ドアでなおかつ手を触れることなく
センサーで反応して開くタイプが理想ですね。

2025年04月18日


開業時の医院デザインは
コストアップを避けるために
シンプルなデザインが多くなりますが
余裕が出来てきたら
患者さんのために雨よけを検討したいです。
雨よけ
・医院入口
傘を畳むスペースなどひさしを大きめ
・車イス用駐車場
雨天に車イスの患者さんを車から降ろすためには
しっかりしたカーポートが欲しい
・自転車置き場
自転車置き場は屋根つきですが
そこから医院入口まで壁ぞいにひさしがあるとうれしい
・スタッフ通用口
スタッフ通用口は医院裏側に扉一枚という
パターンが多いのですが
傘を畳むスペースが少しあると助かる
三河地区のある市民病院は
駐車場から病院入口まで長いアーケードが設置してあり
患者さんは傘を差さずに病院入口まで歩いていけます。
梅雨時前に一度
医院の雨よけをチェックしてみましょう。

2025年04月17日


歯科の先生は日常のお仕事が
指先の細かい作業のため
ドライブやバイクなど
屋外の活動がお好きな方を
しばしば見かけます。
また、自動車がベンツの医師・歯科医師も
多いと感じます。
高級な車に乗っていることは
まったく問題ないと思いますが
気になるポイントは
駐車している場所です。
先日見かけた様子は
医院入口横の駐車スペースに屋根がついていて
そこに院長車(ベンツ)が駐車。
2階建ての医院の1階は駐車スペースで
入口の横に院長車(ベンツ)が駐車。
などなど。
趣味の高級車は特に問題ないと思いますが
患者さんの視線が集まるところに
常に停めているのは
医院のイメージダウンになる様に感じます。
院長車は患者さん駐車場とは別に
医院裏などに停めれれると良いと思います。

2025年03月07日


“高速道路のSAに学ぶ”で新ネタがありました。
トイレのお掃除がロボットになったようです。
学ぶポイント 1.お掃除のロボット化
診療終了後、
医院でも床掃除ロボットを動かして帰ると
スタッフの負担軽減。
学ぶポイント 2.掲示でお知らせ
お掃除ロボットが動いていれば
今どき、皆さんわかると思いますが
写真付きの掲示を貼って
プラスのフレーズ
「ご迷惑をお掛けします。
ご協力宜しくお願いいたします。」
とっても好印象でした。
掲示することで
ご迷惑ではなく
ヒトからロボットへ、という
広報になっていると思います。

2025年02月26日


どちらの医療機関も
人手不足が著しくなってきていますので
そろそろクリニックでも
搬送ロボットの活用が
視野に入ってきているのではないでしょうか。
ファーストフードのお店で
注文したお料理を
ロボットがテーブルまで運んできてくれ、
という経験はありますが
医療・介護の現場での使い方は
まだまだ?ですが
・リネン交換時
・食事配膳時
・チェアサイドに器具のお届け
などなど。
医科・歯科・病院・介護事業所などすべてで
これからはロボットの活用が
増えそうな予感がします。
画像引用元:搬送ロボット "カチャカプロ" | 小型で安価なAMRで効率的な搬送自動化

2025年01月20日


地元、三谷にある
大きい弘法大師像のある有名な観光地・弘法山の上で
ヒルトップという喫茶店(今は閉店)を
営業していらっしゃったマスターが
蒲郡の夜景はとっても素敵なので
すべての家にLED電球をつけて
日本一の夜景にしたいと夢を語っていらっしゃいました。
仕事柄、車で走っている際に見える医院を
ついついチェックしてしまいますが
夜の見え方がとっても大切だと思います。
電気代の節約も大切ですが
夜、真っ暗では記憶に残りません。
防犯のためにも入口を照らす街灯、
院内も真っ暗ではなく
少し外から見える室内灯を点灯。
(タイマーセットで10時まで点灯など)
また、入口の看板の照明が
とっても大切だと思います。
照明のない看板では夜見えず
照明が付いていれば横を通る方も
ここが〇〇科の医院だと記憶に残ります。
医院の夜景を大切にしましょう。

2024年12月06日


医院訪問時に
いろいろチェックさせていただいていると
・駐車場の出入り口
歩行者・自転車に注意
・駐車場内
事故、盗難に注意
(これは以前ブログでご紹介しました。)
・医院の出入り口
扉の開け閉め、
段差、
フロアマットに注意。
診察時間受付時間について。
などなど。
必要なお知らせを患者さんの視線の先に
表示しておくと事故防止、安心につながります。

2024年11月21日


クリニックの駐車場での事故は
しばしばあります。
大前提としてどこかに
駐車場内での事故、盗難には
責任を負わない旨の掲示が必要ですが
盗難、事故を防止するための工夫も大切です。
1.監視カメラの設置
→車上狙いの抑止
2.U字ラインで幅をゆったり
→ドアの開閉時に接触事故防止
3.駐車場内を一方通行
→入口をと出口を分けることで接触事故防止
4.カーブミラー、気配りミラーの設置
→出入口の左右の見通しが悪いと
自転車などとの事故が起こりやすい
5.車止めの設置
→アクセル・ブレーキの踏み間違い、
バックの操縦ミスでの衝突防止
この様な努力を少しずつ重ねることで
患者さんが安心して来院できるようにしましょう。
