介護・福祉事業経営のコツ 記事一覧
2024年05月14日
今年の3月までに
介護事情所では災害時のBCPプラン作成が
義務付けられていますが
出来ていない事業所は
介護報酬点数が減点になりました。
クリニックは事務さんがいらっしゃいますが
小規模な介護事業所では
事務専門の方は不在で
BCPプラン作成に悩まれています。
そこで簡単につくる方法です。
厚生労働省のBCPプランのマニュアルと
厚労省のHPからダウンロードできるひな形を並べ
「厚労省のマニュアルではこうなっていますが
うちはどうします?」
といったように作成を進めていくと
マニュアルが作りやすいです。
例えば基本方針(マニュアルではp.9)
となっているので、うちは
1.入所者・利用者の安全確保
2.職員の安全確保
3.サービスの継続
と順番を並び替えます。
といった進め方です。
2023年10月03日
またデイサービス向けの
プログラムネタになりますが
(公社)蒲郡市シルバー人材センターさんのチラシが
目に留まりました。
初心者のためのスマホ塾こういうチラシが回ってきて
※アンドロイドのみの対応となります
(iPhoneは不可)
対象は60歳以上の方で5回コースです。
1回目 基本操作
2回目 インターネットの使い方
3回目 便利アプリを使ってみよう(地図アプリ等)
4回目 LINE・カメラの使い方
5回目 1〜4回の総復習・質疑応答
料金:3000円(全5回分、テキスト代500円込み)
周りの人にはなかなか聞けない・・・
何から勉強すればいいのかわかならい
スマホを持ったけど、なかなか使いこなせない
お金を支払って
受講する方がいらっしゃるということは
デイケア・デイサービスのプログラムに
スマホの使い方を取り入れれば
一定数の需要があると思います。
2023年09月11日
デイケア・デイサービスの
利用者さんを増やす営業として
ケアマネさんに営業活動をするのはベースですが
週1回の利用者さんが
週2回、週3回に増やしてもらうことを
お勧めしています。
MMPのレセプト分析でデイケア・デイサービスも
データ分析していますが
同じ1日30人の利用者数でも
120枚×5回利用=600人÷20日=1日30人と
60枚×10回利用=600人÷20日=1日30人
のパターンがあります。
送迎ルート決めやスタッフが
お名前、個性を覚えるためには
60枚×10回が良いと思います。
そして利用者さんが週1回から
2回、3回に増やしたいと思っていただくためには
デイケアのプログラムが大切です。
そこで今日の本題(やっとですね・・)
シルバー人材フェスタのチラシの項目が
デイのプログラムにぴったりだと思いました。
・印象を変える簡単トレーニングシルバーさんで集客をしているプログラム、
( 表情と発声で若返る)
・健康脳トレ&体操
(認知症・老化を予防して楽しく社会参加)
・かんたんスマホ活用法
(外出や災害時に役立つ)
・小物ストラップ制作
・ハロウィンリースを作ろう
・パワーストーンブレスレット制作
・ハーバリウム制作
・脳トレテスト
・布ぞうり編み
・寄せ植え体験
・革で作るオリジナルブローチ手作り体験
楽しそうです。
2022年10月03日
以前このブログで
脳梗塞の方の手のリハビリ用に
JPグリップをご紹介しました。
こちら
同じ手を使って
脳の血流をよくするツールに
けん玉があるそうです。
普通サイズのけん玉は
なかなか難しいので
皿を25%拡大して
初心者でも技が決まりやすいそうです。
HPより
福祉けん玉とは、公益社団法人日本けん玉協会が推奨するけん玉です。普通のけん玉は
級・純初段試験を受験することができます。
けん玉の指先を使ったり、膝を屈伸させたりする運動がもの忘れや認知予防にも効果的だと言われており、アンチエイジングの第一人者の白澤卓二先生の監修も受けております。
立った状態でヒザの動きなども使いますが
福祉けん玉は
イスに座ったまま使える様に
工夫されているそうです。
デイケア、デイサービスのネタに
良いと思いました。
2022年04月14日
先日、携帯ショップへ行ったときに
気付いたのですが
ガラケーが販売終了し
高齢者もガラケーと同じ
2つ折りタイプのスマホに
切り替えていらっしゃいました。
すずたけも
全然使いこなせていませんが
「使い方がわからない」という方のために
「スマホ講座・ライン講座 3300円」
というポスターが店内に
掲示してありました。
そこでふと気づいたこと。
(仕事脳ですね!)
デイサービス・デイケアのプログラムに
・スマホ講座
・ライン講座
・スマホで写真講座
・スマホでメール講座
・お孫さんとのスマホライフ
などなど取り入れれば
通いたく高齢者が
そこそこいらっしゃるのではないでしょうか。
今はもうパソコン講座ではなく
スマホ講座ですね。
2022年01月14日
介護事業所の勉強会用に
面白いゲームを見つけました。
「認知症世界の歩き方play!」です。
認知症世界の歩き方play!とは、認知症ご本人の視点で認知症世界を旅するオンラインゲーム型プログラムです。
プレーヤーは「旅人」になりきり、すごろくの要領で認知症世界を旅をします。
旅の中では、認知症のある方が日常的に体験する出来事を体験し、暮らしを豊かにする地域の資源や人とのつながり、お役立ちアイテムを知ることで、「認知症とともに生きる」ことを本人視点で学ぶことができます。
映像を通じて認知症の方から見えている世界を体験コロナ禍の中で
認知症世界のちょっと不思議なスポットをアニメーション型動画で楽しむことができます。ストーリーは全部で13本。あなたはゲームの中にどのスポットに立ち寄ることができるでしょうか。
各スポットで遭遇する困りごとやイベントは190個以上!
ルーレットを回して移動した先のスポットでは、認知症のある方が実際の暮らしの中で経験する出来事に遭遇。
大変なこともあれば、嬉しい出来事や新たな出会いも。
ボイスチャット機能でリアルタイムに対話
旅の途中で、同じスポットに止まった仲間とはオンライン上で会話ができ、お互いの状況や感想を音声で共有できます。
体験者の声
行政職員:参加同士コミュニケーションをしながら、認知症のある方の世界を明るく楽しく学べるツールだと感じます。
住民対象に実施をすると、地域での理解が深まりそうです。
ケアマネージャー:ゲームの中に「まちの電気屋さん」「なじみの喫茶店」など地域の資源が登場し、関係性が組み込まれていることがよかった。
イラストやツールのデザインが工夫されていて、認知症について知らない人でも楽しく学ぶことができる。
会議や勉強会がZOOMに増えている現状
院内勉強会もこの様なパターンも
喜ばれそうです。
かつ、認知症の実際を体験できそうですね。
画像引用元:「認知症世界の歩き方play!」
2021年09月29日
『介護サービス実践マニュアル』
三重県津市の
社会福祉法人洗心福祉会の理事長
山田俊郎さんがまとめれらた
文字通り、とても実践的なご本でした。
介護事業所の研修で抄読会
そして実地練習してみると良いでしょう。
基本の転倒防止について
第4章声掛け、身体の動かし方など
事故リスクを減らす―
「起き上がり」「移動」介助
・基礎知識だけでなく事故を徹底的に防ぐ工夫を
・利用者に負担、苦痛を感じさせない自然な起き上がりを!
・重心を確認しながら動作を丁寧に!
・枕の位置やシーツの感触を確認しながら介助する
・本人の自立を促すための訓練にもなる!
本当に具体的、実践的に
まとめられていますので
事業所内研修のテキストにぴったりです。
食事は第5章ですが
目次を読むだけでも
勉強になります。
つづく
2017年12月11日
レセプト分析をしていると
デイケア・デイサービスの人気は
平均利用回数に表れてくると
強く感じます。
週1日利用→月の回数は4回
週2日利用→月の回数は8回
週3日利用→月の回数は12回
になります。
平均利用回数が週2日・月8回以上が
人気のバロメーターだと思っています。
美味しい食事やお風呂も大切ですが
やはり週3回通いたい
と思っていただくためには
ソフトが大切です。
NHKの通信講座や
ユーキャンのプログラムを
いつも取り上げていますが
たまたま、今週の新聞折り込み広告に
「暮らしの学校」
のチラシが入っていました。
皆がお金を払ってでも通いたい
と思うテーマが並んでいるということは
デイのプログラムにピッタリだと思います。
少しでもヒントになればと
チラシよりタイトルを列記します。
■運動系
・癒しのアロマでリンパマッサージ・初級
・健康寿命をのばす ノルディック体操
・初心者のためのほぐしヨガ
■手芸系
・色彩豊かな伝統工芸 てまり
・折り紙教室 干支「戌」を折ろう
・柴田立江のパーチメント クラフト特別レッスン
■勉強系
・大人のための学び直し 中学英語
・脳が飛躍的に活性化「脳トレ速読術」
■趣味系
・いきいき家庭菜園 入門編
・煎茶道 売茶流〜季節のおもてなし〜
この様なプログラムを増やしていけると
週3回通いたくなると思います。
2017年10月27日
2017年10月6日付『日本経済新聞』に
一般社団法人全国介護付きホーム協会
の全面広告が掲載されていました。
記事より引用致します。
「介護付き」と言えるのは、よく、そのまま「グループホーム」
介護付きホーム※1だけです。
ご存知でしたか?「高齢者向け住まい」の中で、「介護付き」と表現できるのは、実は介護保険法上の「特定施設入居者生活介護」の指定事業所、通称「介護付きホーム」だけなのです。「介護付きホーム」は、ホームの介護スタッフにより、24時間の介護サービス※2が受けられる点、「介護付き」が魅力です。認知症ケア、看取り介護に、多数のホームが取り組んでいます。
「介護付きホーム」は、超高齢社会において、終の棲家としての役割を果たすことを目指しています。
ぜひお近くの「介護付きホーム」に足を運んでいただき、実際の雰囲気や具体的なサービスをご確認ください。
※1「介護付きホーム」とは、介護保険法上の「特定施設入居者生活介護」の指定を受けた事業所の通称です。
※2介護サービスの内容は事業所によって異なります。
と呼ばれていますが
「認知症対応型共同生活介護」
が介護保険法上での正しい名称です。
老健=介護老人保健施設
特養=介護老人福祉施設
書き始めるとキリがありませんが
デイケア、デイサービスも
正しい名前があります。
テキトーなコンサルを見破る方法として
「グループホームは
正式には何というのですか?」
と質問してみましょう。
時々、「老人保険施設」といった誤字も
目にすることがあります。
コンサルの皆さん
「看護士」と間違って
信頼を無くさない様にご注意下さいね。
2017年06月26日
「もう3Kとはいわせない
5Kといわれる介護施設の秘密」
フジモトゆめグループ代表
社会福祉法人 隆生福祉施設 理事長
藤本加代子とエスコート達 著
PHP研究所 刊
眼科医のご主人、
順調な開業が44歳という若さで
亡くなられてしまった後の
”ゆめ”を実現するためのがんばり。
介護というお仕事の素晴らしさが
伝わる本でした。
本の表紙からご紹介致します。
(5K)
きれい、
かっこいい、
給料が高い、
健康になる、
感謝される
ここにゆめがある
「こころざしの花」を胸に抱いて・・・笑顔で働いています!
帯紹介を致します。
福祉先進国フィンランドから
見学者・研修生殺到!
隆生福祉会の介護がフィンランドの
教材にも選ばれた!
読んだら入りたくなる、
働きたくなる介護施設
第1章 想像力の経営・母性の経営で”ゆめ”を実現
第2章 世界に羽ばたく隆生福祉会
第3章 3Kから5kへ、そして、介護を楽しむ
第4章 妊娠・出産・育児・病気・家族の介護等、
何があっても「安心の制度」で大丈夫!
第5章 フィンランドとの交流と学び
第6章 「介護は天職だ!」
実は本文の58ページ目には
とっても偶然なのですが
「江戸しぐさ」が紹介されていて
隆生福祉会では、
介護施設用にアレンジして
「ゆめしぐさ」と名付けられて
職員さんの行動指針にされているそうです。
NPO法人江戸しぐさの越川先生と
親しくさせていただいているすずたけは
とっても嬉しい本でした。