2025年01月08日
昨日につづき
看護師から一級建築士の資格を取得し
(株)ドムスデザインを始められた戸倉蓉子さんが
公益社団法人日本医業経営コンサルタントの
月刊誌『JAHMC』2024年12月号に
環境デザイン de 医療の場を整えるという記事をご紹介いたします。
第6回(最終回)
スタッフがイキイキするバックヤード
ポイント3 スタッフ廊下
患者さんエリアに比べて、バックヤードの廊下は「なんでもよい」という考えの施設は多いようです。中には、段ボール箱が積まれた物置状態の廊下も・・・。そのような雑然とした空間は士気を下げます。
また、殺風景な廊下は歩行距離が長く感じられます。壁面にアートを飾るだけでもギャラリーのような雰囲気になり、歩行距離は短く感じられます。
ポイント4 スタッフ休憩室
「窓から緑の見える病室の患者さんは、見えない病室の患者さんより回復が早い」−−入院日数と環境の関係を調査した結果、わかったことです。
緑は人間にとって大切な存在だとわかります。しかし、虫が出るなど院内に植物を入れることについては賛否両論あり、お勧めしたいのがフェイクグリーン(人工植物)です。
戸倉さんのご本、ぜひどうぞ。