2023年09月27日


80歳で20本以上の歯が残っている方が
年々増えています。
(子供さんの虫歯は年々減少しています。)
そのため高齢者の歯周病治療や
虫歯治療の必要性も高まっています。
20本の歯が残っていれば
普通に食事ができる。
歯の本数が少なくなると
食べ物をうまく噛めないため
ミキサー食や流動食になり
誤嚥性肺炎にもなりやすい。
「何のために8020運動をしているの?」
―歯を残すときちんと食事が取れるからです。
「歯が無くなったら食事はどうなるの?」
―ミキサー食になります。
と説明している本人が
ミキサー食を食べたことも、見たこともない、
では説得力が弱い。
そこで院内でミキサー食研修をしましょう。
【準備】
・近所のお寿司屋さんで上寿司を購入。
コンビニのお寿司は
もったいない感が薄くなるためNG。
・ミキサー(フードプロセッサー)とトロミ剤を用意
【実践】
上寿司をミキサーの中に入れミキシング。
水に溶かしたトロミ剤をいれて少しミキシング。
もちろん回すほど原型はなくなります。
お好みのタイミングでとめる。
お茶にもトロミ剤を入れてスプーンでまぜる。
実際にお寿司をミキサーに入れると
「半分そのまま食べたい」
「もったいない」と意見続々。
【実食】
・見た目が悪い(美味しくなさそう)
・まずくて食が進まない
・お茶も飲んだ気にならない
「お寿司をそのまま食べたい」
「普通にお茶が飲みたい」
と思ってもらうことが目的の研修です、
とまとめます。
つづく
