2023年06月09日
2023年5月25日付『日本経済新聞』に
厚生年金加入漏れ 100万人という記事が掲載されました。
従業員数の過少申告 後絶たず
来年に財政検証
公平性保つ対策必須
子ども手当の資金を
医療保険から出すという方向になっていますので
社会保険の加入漏れのチェックは
一段と厳しくなりそうです。
クリニックでは常勤5人いないから
厚生年金に加入しない、
という場合も見られますが
記事より引用致します。
厚生労働省が3年ごとに実施する「国民年金被保険者実態調査」によると、厚生年金の適用対象にもかかわらず加入漏れの可能性がある国民年金被保険者は20年に推定105万人程度に達した。厚生年金に加入すると
そのうち13万人が「短時時間労働者」だった。現在は対象が広がり、アルバイトやパートでも従業員101人以上の企業で労働時間が週20時間以上などの条件を満たすと厚生年金への加入義務が生じる。
(中略)
それでも会計検査院の調査によると、企業が従業員を少なく届け出るといった不適切な例が明らかになっている。21年度に全国312カ所ある年金事務所のうち139カ所の所轄地域で検査したところ、1100の事業主で不備がみつかった。
お給料の手取りが減るから、と
スタッフが嫌がる場合もあるかもしれませんが
国民年金の月額と比べてどうか、
医院が半分支払って下さっているプラス面はどうか、
ということを考えない、
国民年金も支払っていない、という
コンプライアンスにかけるスタッフは要注意です。