2022年12月12日


だいぶ前になりますが
2022年11月18日付『日本経済新聞』の
ACジャパンの全面広告に
“バスの来ないバス停”
というお話が掲載されていました。
ドイツの認知症のお年寄り対応についてのお話です。
少し長くなりますが
記事を引用させていただきます。
ドイツのとある認知症の介護施設では徘徊老人の対策で頭を痛めていました。ある日、職員の一人が「徘徊してしまう老人のほとんどはバスや電車などの公共交通機関を利用したがる人が多い」という傾向があることに気づきました。そこで職員は施設の前に「バスの来ないバス停」を設置しました。「家に帰りたい」という老人に対し、「そこにバス停があるので、バスが来るまで待たれてはどうですか?」とバス停に案内し、五分位した後に「バスが遅れているようですから、中でコーヒーでもどうですか?」と言うと老人は素直に施設に戻るそうです。日本でも「バスの来ないバス停」を設置している施設があります。
※二〇二五年には五人に一人の割合になると言われている65歳以上の高齢者の認知症
認知症の方々の命と尊厳を守る「優しい嘘」について考えてみませんか?
なるほどと納得。
介護事業所スタッフ研修に役立つエピソードです。
