2022年05月24日
2022年5月16日付『日本経済新聞』の
「中外時評」のコーナーに
責任負わぬ「かかりつけ医」の罪という記事が出ていました。
・患者さんは「かかりつけ」と思っていても
コロナで発熱したら受診を断られた。
・診療報酬でかかりつけの加算を得ていたが
自宅療養の患者さんへの往診をしない。
などなど。
30年ほど前の勉強会で
ドイツの介護保険制度の見学会があったり
英国、北欧の医療制度を
学ぶことがありました。
(内容はすっかり忘れていますが・・・)
その当時イギリスでは
かかりつけの患者さんを何人持っているかで
診療報酬が決まり
診療所側としては
予防に力を入れれば
治療なしで診療報酬がもらえるので
コストパフォーマンスが良くなる、
といった仕組みだったと思います。
コロナ後の医療費削減の方法として
出来高払いではなく
イギリス式かかりつけ患者さんが
たくさん登録できている医院は増収。
利益を確保するために
医院側はできるだけ
無駄な治療、検査、投薬を
減らそうと努力する。
医療費削減のため
こんなスタイルを狙っている様に感じています。