2021年04月16日


社会保険診療報酬支払基金は
毎月統計月報を発表しています。
4月初めに出た
令和3年1月分元データは
件数、日数、点数の総額を
単月分だけ出されており
比較が出来ないため
前年同月と比較したパーセント、
レセ点数、患者1人1日に当たり点数、
通院回数などを計算し
前年同月と比較すると
現状がよく見えてきます。
患者数は
・薬局、内科が2割減
・耳鼻科は3割減
・小児科は4割減
・整形、眼科、皮膚科、産婦人科、歯科は微減
平均点数は
・小児科は加算が効いてか20%アップ
・内科、耳鼻科は10%アップ
・産婦人科、眼科は5%アップ
と患者さんが減少している分
平均点をアップしてリカバリーしている状況が見えます。
患者さんが減っていない整形や皮膚科は
平均点も上がっていません。
歯科はずっと平均点がアップしているので
保険収入は増収。
調剤薬局は
処方が長くなっているため
平均点は17%アップし
患者数が減少しているので
かなりリカバリーできています。
病院データは
公的病院は抜いて
法人病院だけのデータにしていますが
やはり患者減が強く出ていて
全体として1月は
更に厳しい状況になっています。
