2020年07月14日


歯科のスタッフには自費の補綴物を
患者さんにお勧めすることを
「営業しているみたいで嫌」
といったイメージがあります。
また、医科でも
血液検査などをお勧めすることが
「不要な検査を、儲けのためにお勧めしている様で嫌」
といったイメージがあります。
でも本当に大切なことは
患者さんが何を欲しているかだと思います。
いつもお話しているエピソード2話をご紹介します。
<エピソード1>
定年を迎えたご夫婦。
ドライブ好きなのでこれからはドライブを楽しもうと
クラウンのハイブリッドを試乗に来ました。
会話の中で
「思ったより年金額が少なくてね・・・」
の一言。
そこで営業マンが
「クラウンのハイブリッドはかなりお高いですから
アクアかプリウスにされた方が
良いのではないでしょうか?」
とお勧めしたら、ご夫婦に
「馬鹿にするな!」と思われますよね。
歯科医院で患者さんに
保険の補綴物しかお勧めしなのは
この定年したご夫婦に
アクアかプリウス、と決めつけているのと
同じではないでしょうか。
無理強いするのではなく
値段のラインナップ、松・竹・梅それぞれ
良い点をお示しして選んでいただくことが
大切だと思います。
つづく
