2018年08月03日


患者さんの定着率ですが
例えば、昨年7月に受診された
純初診患者さんのカルテをチェックして
再診・再初診があるかカウントすれば
定着率が測定できるのはないか
とまず考えました。
実際にカウントしてみると
かなり面倒な作業でした。
そこで考えた内容がこちら。
年間の純初診患者数の
1ヶ月平均値を出す(A)
(1年間に増えたカルテ番号÷12ヶ月でもOK。
レセコンデータでもOK)
1度受診された患者さんが
次の年に風邪を引いて
1度でもまた来院されれば
前年同月と比べて
毎月のレセプト枚数は
(A)枚分だけ増加します。
例えば、1ヶ月平均新患数50枚
前年8月のレセが800枚
今年8月のレセが850枚に増えていれば
50枚/50枚=100%の定着率
という考え方です。
ネットのバナー広告などを
ばっちり出して
純初診枚数が300枚になれば
それはそれで、すばらしいのですが
年間の純初診患者さん3600人がいて
前年のレセ800枚が900枚へ増えていれば
100枚/300枚=33%の定着率です。
毎日10人〜20人の
初診患者さんが受診されれば
待ち時間も長くなり
スタッフも院長先生もお疲れ気味。
一方、友人・知人から紹介された患者さんが
1ヶ月50人であれば
雰囲気もよく知って下さっており
院内の雰囲気は温かいままです。
亡くなられたり引越ししたりして
来院されなくなる患者さんもいらっしゃいますし
次の年に1回ではなく
毎月、継続受診される患者さんも
いらっしゃるかもしれませんので
この定着率目標はまず
マイナスにしないことからのスタートです。
