2017年02月03日


2017年1月22日付『日本経済新聞』の
かれんとスコープのコーナーで
「歯科衛生士不足 介護に影」
訪問診療まで手回らず
という記事が掲載されました。
記事の中では25万人以上いる有資格者のうち
実際に働く人は5割に満たないと書かれています。
看護師さんを調べてみるとネットでは
有資格者220万人、働いている人は150万人
というデータがありました。
この差は何なのでしょうか。
記事より引用致します。
衛生士を取り巻く労働環境も厳しい。大都市圏では平日20時以降まで、さらには週末も開く医院が目立つ。厚生労働省の調査では、常勤の女性衛生士の残業を除く労働時間は看護師より月9時間長い。そのため、出産・育児を機に離職する人が多く、25万人以上いる有資格者のうち、実際に働く人は5割に満たない。個人的には老後の安心や社会保障の差が
看護師さんと衛生士さんの差と感じています。
約68,000軒の歯科医院のうち
個人医院が8割以上。
ということは、
厚生年金に加入している衛生士さんは少数派です。
(看護師さんは病院などの勤務が多く
老後の年金も安心です)
衛生士さんは結婚しない限り
老後は自分の国民年金だけで
生活することになってしまうのです。
少しこじつけですが
医療法人化、厚生年金加入を推進することが
歯科医院の職場としての
魅力アップにつながると信じています。

