2005年11月05日
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組織としてのベクトルを合わせていくことなどなど…とても大切なものです。
しかしながら、先日の日本経済新聞の記事に取り上げられた
女性に人気の職場ランキングに「朝礼がないことがありました。
「朝礼はつまらない、無駄な時間」との意識が強くあるようです。
同じパターンで、くどいお話を毎日毎日一方通行で長々と聞かされる…
となったら、どなたでも苦痛でしょう。
例えば、このコラムを利用して、毎日違うテーマについて
スタッフに自院ではどう利用できるかなどを
一言ずつ話していただき、また、院長先生はこの様に思うとお話をしていただくと…
・スタッフの意見を聞く
・先生の考え方を伝える
・医院の改善につながる
・(すずたけコラムが活用できる…)
朝の時間がとても有効に使えるのではないでしょうか。
※「朝礼」という言葉を敢えて表題では朝のミーティングとしたのは
院長先生の一方通行のお話ではなく、スタッフみんなで意見を交換する場、
という意味をもたせたかったからです。

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「なんちゃってバリアフリー」
この言葉は井上滋樹さんの「ユニバーサルサービス
確か、本の中で取り上げられていた事例は、車椅子用のスロープを登りきると、一番最後に放置自転車があって、何のためのスロープなのか意味がなくなってしまっている
とのお話でした。
先日もある会館へ伺った際、
ホールに車椅子用のスペースが設けられていましたが、
それは一番端の隅でした。
うちのホールはバリアフリーですよ!!!
車椅子用の席もあります!!
でも結局障害者の方は、このホールでは一度もステージの端の場面は見られないのです。
他にも、車椅子用のトイレの設置があっても、
不正使用を防ぐために鍵がかけてあり、
「ご利用の場合は事務所へお申し出ください。」
しかもその事務所は2階だったりするのです。
セブンイレブンの鈴木会長の言葉に
「お客様のために」はお客様よりも自分を上の立場にした言葉なので、
「お客様の立場に立って」が大切だ、とものがあります。
先ほどの会館でも担当者が車椅子に乗って、
そのスペースで一度でも舞台をご覧になれば、
隅が見えないことがすぐに分かると思います。
医療機関の方も「患者さんのために」ではなく、
「患者さんの立場に立って」
一度自院のユニバーサルデザインを見直してみてはいかがでしょうか。

2005年11月04日
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「医療法人制度改革の考え方」に関して、一部お話したいと思います。
この「考え方」で述べられている医療法人の非営利性について、
・「持分有り」の法人は認めず、公益性を高めていく、
もしくは、出資額限度法人までしか認めないので、
一人医師医療法人や法人の新設が抑制される
このような意見があるようですが、
現場をあまりよくご存知ない方のご意見のような気がします。
なぜなら、現状のほとんどの一人医師医療法人では、
配当禁止で困ったり、出資金がとても膨らんで困るという事態は考えられないからです。
例えば、収入1億円の医院で考えてみましょう。
個人 | 法人 | |
収入 | 1億円 | 1億円 |
原価 | 3000万円 | 3000万円 |
人件費 | 2000万円 | 2000万円 |
経費 | 1000万円 | 1000万円 |
役員報酬/地代家賃 | 0円 | 3500万円 |
利益 | 4000万円 | 350万円 |
40歳の医師が25年間診療を続けた場合、法人は税引き後350万円×25年=約9000万円残ります。
しかし、5年に1度自動車を買い替え、
10年に1度改装をすると、法人の資産はあまり残らなくなります。
そして最後に65歳で退職金を支払えば、
とても配当禁止や出資金の評価アップで困る事は考えられません。
医療機関がとても多くの利益を出していた時代の感覚はもう通用しないのではないでしょうか。
