待合室の工夫 記事一覧
2023年04月11日


最近の高速道路のサービスエリアには
ドッグランのコーナーが
とても増えています。
以前は高速道路の目的は
“遠方へ移動するための手段”
でしかありませんでしたが
いつ頃からか
サービスエリアのお店が
とっても充実して
移動の途中の食事だけでなく
地元の特産物のお土産コーナーや
農産物、海産物などを買えるコーナーが広がり
レストランも幅広くなっています。
この様な流れから
移動手段だけでなく
“食事・休憩・ショッピングも楽しめる”
という目的が追加されました。
そしてドッグランの登場。
ワンちゃんを連れた皆さんが大勢
楽しみ、交流されています。
こうなると
・移動手段
・休憩スペース
プラス
ワンちゃんのお散歩目的
のお客さんも増えます。
前置きが長くなりましたが
患者さんの来院目的は
・お薬をもらいに来る
・身体の不調を感じ、治すために
検査、治療をしにくる
これに尽きますが
・定期的に院長先生とお話が出来る
・体操教室、ヨガ教室などの場がある
・絵本、キッズコーナーの充実で
子供が楽しめる
ドッグランとキッズコーナーを
一緒にしてはいけないかもしれませんが
来院の目的もいろいろ視野を広げていくと
良いと思います。

2023年03月21日


そろそろ春休み。
コロナも第5類に引き下げられて
各地の賑わいも少しずつ戻ってきています。
東京ディズニーランドもきっと
回復してきているでしょう。
2月に医院のBGMのブログを書いているときに
ふと思い出したことです。
人から聞いたお話ですが
ディズニーランドのBGMは
朝のうちはマーチで元気の良いテンポ。
夕方になるとバラードでゆったりミュージック、
とBGMでゲストの気持ちを演出しているそうです。
医院でも1日中
同じBGMではなく
午前中はアップテンポのミュージシャン。
夕方からはクラシックなど
落ち着いたBGMに変化させる、
というパターンを考えてみると
患者さんの待ち時間も
より短く感じられるのではないでしょうか。
常連患者さんも
受診のタイミングによって
BGMが違うと
「おっ」と思っていただけるのではないでしょうか。

2023年03月14日


いつも行く
ガソリンスタンド(エネオス)さんに置いてある
「童話の花束」
医院の待合室にピッタリの一冊です。
「ENEOS童話賞」は、毎年、「心のふれあい」をテーマとするオリジナル創作童話を募集し、優秀作品を顕彰しております。一般の部、中学生の部、小学生以下の部
1970年の創設から52回目を迎えましたが、今回も国内外から1万8千編を超える作品を応募いただくことができました。
毎年18話の童話が掲載されています。
とても心あたたまる童話が多く
オリジナルの挿絵も良くて
待合室で手に取っていただけると
待ち時間が
心あたたまる時間になると思います。



2023年01月26日


診察が終わって
会計、お薬までがポストショー。
ディズニーランドでは
アトラクションに関係するグッズを販売していたり
アトラクションの中で写された写真を販売したりする
ポストショーがあります。
診察までの待ち時間はまだ耐えられても
会計までの待ち時間は
数分が限界だと思います。
ということで
会計窓口周りの掲示物は
患者さんの治療に役立つグッズのご紹介や
物品販売のコーナーがあっても良いと思います。
少し極端かもしれませんが
歯科医院で3ヶ月に1回
継続通院して下さっている患者さんが
歯ブラシは月に1度
新しいものに替えた方が良い、という掲示を見て
ご家族分も含めて10本プラス歯磨き粉も、
で4000円。
1日10人この様な患者さんがいて下さると
4000円×10人×250日(1年間)×50%(粗利)=利益500万円
です。
ポストショーをメインショーのフォローとして
しっかり考えていくと
患者さんは余分にお金を遣っても
満足度はアップすると思います。

2023年01月12日


2022年12月26日付『日本経済新聞』の
【未来面】というコーナーがありました。
日本精工さんの
「そのムダ、何かに使えませんか?」
の課題に関する投稿の中に
アイデア003 信号待ちで癒し
という投稿がありました。
記事より引用させていただきます。
信号の待ち時間を使って心に余裕を取り戻すことを提案したい。普段、信号の待ち時間はすることがなく、ムダな時間として過ごすことが多い。たかだか1、2分だがこれがストレスの種だ。交通量が極めて少ない横断歩道の信号は無視しがちである。車が来ていないことを十分に確認すれば問題ないように思うが、信号を無視する習慣がつくと事故にあう確率は上がるし、信号を無視するような緊迫した状態は精神衛生上よくない。そこで信号機のそばでムダな時間を過ごせる工夫をしてはどうだろう。絵画、近所の店の宣伝、なぞなぞ、川柳、ゲームなどなんでもいい。「ぼーっと立っている時間」から「心を休める時間」に変えるのだ。実際にドイツでは、ピンポンゲームのようなミニゲームが楽しめる機器が設置されていて、横断歩道の向かいの人と対戦ができるそうだ。信号の待ち時間を、何かを楽しむ時間に変えることで人々の心身の健康につながるのではないだろうか。待合室での待時間対策として
・絵の鑑賞
・ゲーム(パズル)
・まちがいさがし
・なぞなぞ
ミニゲームは今まで気づきませんでしたが
この記事を参考に
いろいろ工夫できそうです。


2022年12月07日


院内の掲示物は
患者さんへの大切な情報伝達の小道具です。
・入口ゾーンは理念のアピール
・TVの下は医院から一番お伝えしたい情報
・受付周辺は受付、会計時などの情報
そして
・法律的に院内に掲示しなければいけない情報は
まとめてどこかに掲示
掲示物をセロハンテープで貼っていると
剥がれたりしやすい。
ピン、画鋲留めは外れて落ちた時に
患者さんが踏んでケガをするリスクあり。
ということで
コルクボードやマグネットボードなどを活用して
掲示物を整理整頓しましょう。
少し驚いたのは
ニトリなどでリサーチすると
90センチ、60センチのコルクボードが899円。
60センチ、45センチのホワイトボードが799円。
とってもお値打ちでした。
院内の情報発信は
最近ではデジタルも流行りで便利ですが
アナログ掲示も活用しましょう。

2022年08月08日


書棚を整理していたら
参天製薬さんの『眼科と経営』が
沢山ありました。
数年前まで
「スズタケの現場日記」というコーナーを
裏表紙に連載していました。
今、読み返してみても
とても実践的なテーマが多く
現場ですぐに使えるお話しが
多くありました。
待ち時間を短く感じさせる工夫では
1.待ち時間を「学び」の時間に
(病気の治療法などの説明書)
2.待ち時間を「楽しい」時間に
(ディスプレイやフォトスタンドで楽しい画像)
3.待ち時間をコミュニケーションの時間に
(受付が優しく声掛け)
という内容でした。
物理的に
待ち時間を短くすることはできませんが
“待ち時間を短く感じられる工夫”は
出来ると思います。

2021年12月01日


医科・歯科ともに
継続通院して下さっているファン患者さんが
月1回、3ヶ月に1回の継続通院を
楽しんでいただけるように
待合室、受付回りに
毎月の飾りを考えて設置することを
お勧めしています。
もうハロウィンやクリスマスは
定番になっていますね。
そろそろクリスマスツリーを飾るタイミングですが
七夕と同じように
願い事の短冊を用意して
子供さんに書いて結んでいただくと
楽しいイベントになります。
(診療科によって
子供さん、女性、高齢者、
継続通院の方 etcです。)
効果 その1
短冊を書いている時間は待ち時間でなくなる
効果 その2
他の方が書いた短冊を読んでいると
楽しい時間になる
効果 その3
待合室全体に季節感が表れて
月一回の通院が楽しくなる
などなど。
この短冊ネタ、
何度も取り上げているかもしれませんが
七夕の笹飾り、クリスマスツリー飾りの
シーズンになると思い出して
取り上げたくなってしまいます。

2021年10月13日


20M、30Mの
津波が想定される立地の医院さんで
ライフジャケットを備蓄しようと考えて
いろいろリサーチしていましたら
面白そうなものを見つけました。
『浮くっしょん』
ブランド:モンベル
価格:5238円(税込み)
<商品情報>
東日本大震災の津波被害を契機に考案されたライフジャケットです。普段は家庭や職場、学校などでクッションとして使用できるため、常に身近に置いておくことができます。浮力体には耐久性と柔軟性に優れ、高い浮力を発揮する高性能な素材を採用。緊急時の備えとしてだけでなく、水辺でのアクティビティにも活用していただけます。本体には装着手順が大きくプリントされており、はじめて使う方でも簡単・確実に装着できます。緊急用ホイッスルが付属します。【特許取得済】

別売りのカバー(税込み1枚629円)も
種類があり
インテリアも楽しめます。

引用元:モンベル オンライン
以前は
『水に浮くイス』
(ヘルメットとしても利用できる)
価格:20960円(税込)
※2021年10月8日時点楽天市場調べ

こちらを待合室に置いておく、
というネタもありましたが
お値段で『浮くっしょん』に
軍配が上がりました。
