経営者だから知っておきたい 記事一覧
2023年12月06日


12月から
運転者のアルコールチェックが
目視だけでなくアルコール検知器による確認も
義務付けられました。
(乗車定員11人以上の自動車1台以上、または
10人以下を5台以上使用している事業所。)
チェックや記録が
なかなか手間がかかると思っていましたが
クラウド管理のソフトがいろいろ出ています。
例えば、アイリスオーヤマのアルピットでは
初期費用不要の月額980円(税抜き)から導入可能で
・紙での記録・データ管理が大変デイケア、デイサービスの送迎者の
自動記録で管理業務を大幅短縮
・多拠点の運用状況が把握できない
クラウドで一元管理ができる
・「運転日誌機能」の追加でさらに効率化
管理が大変だと思いますので
この様なソフトを活用すると良いと思います。


2023年11月30日


最近の保健所の立入調査のチェックリストの中で
・虐待防止の研修
・ウイルス対策について
虐待防止は病床があるところや
障がい者自立支援系ですが
最近、障がい者の虐待事件が
いくつか発生しているため
研修のチェックが厳しくなっている様です。
こちらをご参考にしてください。
コンピューターウイルス対策については
ランサムウェアなどに電カルが乗っ取られて
診療がストップしてしまう事例が見られるためです。
ほとんどの方が
レセコン・電カルメーカーさんに
ウイルス対策はお任せしているため
保健所に尋ねられても
どういう対策をしているのか
具体的にお答えしにくいため
こちらも事前にメーカーさんに
確認なさっておいてください。

2023年11月27日


先日、日経BPのセミナーで大阪へ行った際
とても素敵なお寿司屋さんで会食しました。
席はカウンター席で
本当に少人数しか入れないのですが
ご主人が一品ずつ握って出して下さいます。
前菜から始まって
2時間経っても食事が終わらず
途中退席となってしまい大変残念でしたが
普通のレストランで2時間は
きっとすごい待ち時間になってしまいますが
(医院ではもっと大変ですね)
このお寿司屋さんは
目の前でお魚を包丁で切り
細かい切れ目を入れたり
お寿司に巻く海苔も
丁寧に切って目の前で巻く。
お寿司はお醤油をつけなくても良い様に
1巻ずつお塩をつけたり
タレを塗ったりしてくださいます。
1品ずつ作っている姿を見ながら食べていると
待ち時間ではなくなっています。
ということで
医院の待ち時間も
何もしない時間ではなく
診療につながる情報が
目に見える形で流れると良い、と
感じた体験でした。

2023年11月21日


来年の3月までに
介護事業所ではBCPの策定を
しなければなりません。
正直、「BCP」と言われても
何のことかすぐにわかる方は
少人数かもしれません。
BCPとは
ビジネスコンティニュープランの略語で
大規模災害が発生したあとも
介護事業(ビジネス)を
継続できる(コンティニュー)様に
計画(プラン)を作ることです。
厚生労働省のチェックリストは
かなり細かく
現場から離れているイメージがあります。
災害時の備蓄品は
ローリングストックが大切です。
例えば「水」や「パン」。
賞味期限が5年として
5年後に捨ててしまうのは無駄使いなので
毎年少しずつ購入し
古いものから飲んだり食べたりしていけば
捨てずに済みます。
昔々、すずたけが地元の防災担当の時
防災倉庫の在庫チェックをしていたら
電池が寿命切れで捨てることになった体験があります。
電池に使用期限があることに
初めて気づきました。
防災用の備蓄品、
ローリングストックを心掛けましょう。

2023年11月14日


先日、高速道路を走っている時
道側に立つライトが時速100キロの車に合わせて
光を先に送っている不思議な光景に出会いました。
1本、1本のポールは
ただ点滅しているだけなのですが
30メートル先のポールが
1秒後に光る様にずらしてあれば
車の進行を光が誘導する光景になります。
(正確な計算はお許し下さい)
いつもながら、この光景を医院に結びつけてしまう自分に呆れますが
自動車が患者さん、
点滅するポールは医院のスタッフ、
患者さんは
待合室→診察室→レントゲン→待合室
へ移動し続けますが
その場その場にいらっしゃるスタッフが
しっかり連携して動いていると
患者さんは光の流れに誘導されるように
院内で迷うことなく
スムーズに移動できると思いました。
例えば、受付。
「あと30分位でお呼びできると思いますので・・・」
中待合への呼び込みは
「〇〇さん、こちらへどうぞ。
診察室からお呼びするまでお待ちください。」
診察室でクラーク
「〇〇さん、中へお入り下さい。」
問診入力後、
「院長が参りますので、このままお待ちください」
などなど。
次のステップを意識した声掛けすると
患者さんは医院全体で対応して下さっていると
イメージできると感じた光の光景でした。

2023年11月13日


2023年10月31日付『日本経済新聞』に
オリエンタルランドという記事が掲載されました。
最高益、「優先入場」ヒット
今期営業32%増 客単価が上昇
記事より引用致します。
東京ディズニーリゾート(TDR)を運営するオリエンタルランド(OLC)は30日、2024年3月期の連結営業利益が前期比32%増の1467億円になる見通しだと発表した。従来予想を245億円上回る。19年3月期の1292億円を抜いて過去最高益となる。入園数だけで売り上げを伸ばすと
(中略)
23年4〜9月期の連結決算は、売上高が前年同期比39%増の2843億円、営業利益が2倍の770億円、純利益が2.1倍の545億円だった。
利益率はそれほど伸びませんが
客単価がアップすると
原価、費用はかわらず
利益率が伸びるという良い事例だと思います。
医院もディズーランドに学んで
増数・増点という視点が大切だと思います。

2023年11月01日


先日、会計事務所の方が
院長先生に試算表の説明をされているのを
横で聞いている際
収入は〇%増加(減少)
経費は光熱費が〇%増加
人件費は〇%増加
その結果、利益は横這い、といったご説明で
院長先生はあまり理解できてない様に感じました。
MMPは収入の増減は
・レセ枚数
・通院回数
・患者数
・平均点数
の4項目から説明しています。
レセプト
社保家族は50枚(1日2人〜3人減少)減っていますが
高齢者が50枚増えて同じくらい。
通院回数はおそらく少し処方が長くなって
1.5回から1.4回に減少。
平均点は検査点数が増えて
600点から640点にアップ
収入は前期は同じくらいですが
患者層が変化してきていますね、
といったご説明をすると
院長先生も納得です。
レセ枚数×通院回数=患者数×平均点=保険収入
という点を大切にしましょう。

2023年10月30日


2023年10月25日『日本経済新聞』に
医療者に経営スキル教育

記事の中にも
医学部では経営を学ぶ機会がなく
財務諸表の読み方も知らなかった、という
コメントがありましたが
(公社)日本医業経営コンサルタント協会の
歯科経営専門分科会では
まったく同じことを考えていました。
歯学部の6年間で
人事労務や財務など経営について学ぶ機会がなく
開業してから経営に悩む、といった
歯科医師も多いため
歯科医院経営基本講座を開催して
経営スキルを学ぶ場を提供しています。
よろしければ
協会HPをご覧ください。
歯科関係者の方へ - 公益社団法人日本医業経営コンサルタント協会 (jahmc.or.jp)

2023年10月25日


災害時の停電やランサムウェアに乗っ取られて
電子カルテが使えなくなった場合に備えて
紙カルテの在庫を用意しておくことをお勧めします。
某所の病院でシステムが乗っ取られて動かなくなり
1週間診療ができなくなった、といった
報道もありましたが
最近では狭いエリアでの停電も発生していますので
システムが使えないと
診察が全くできないという事態は
避けたいと思います。
そこで電カルが使えなくなった際
管理者が
「紙カルテに切り替えます」と宣言。
外来であれば
患者さんに紙カルテをお渡しして
名前、住所などを記入していただき診察室へ、(主症状も)
という流れにすれば
受付スタッフも助かります。
防災訓練の中に
ランサムウェア対策も
入れておきましょう。

2023年10月19日


昨日につづきで
すべての医療法人が経営情報を
GMISにより報告することが義務付けられました。
決算書の報告は
申告業務をして下さっている会計事務所さんが
ある程度できる内容ですが
職員の職種別人員数と給与の内訳は
かなりややこしくなります。
決算書の給与総額
(8月決算なら9月〜8月の給与)
でも良いし
前年の1月〜12月のお給料でも良いようですが
看護職員の中でも下記の4つに区分。
・保健師
・助産師
・看護師
・准看護師
リハビリスタッフも
・理学療法士
・作業療法士
・視能訓練士
・言語聴覚士
給食(栄養士等)は
・管理栄養士
・栄養士
・調理師
事務職員は
・事務(総務、人事、財務、医事等)担当職員
・医師事務作業補助者
・診療情報管理士
と区分してあります。
区分が困難な場合は
※マークを付ければ良いそうですが
お給料台帳を資格ごとに小計を出すようにするなど
事前の準備が必要です。
詳しくは厚労省のHPをご覧になってください。
