医師なら知っておきたい 記事一覧
2023年10月06日


2023年9月28日付『日本経済新聞』に
診療1回あたり収入急伸という記事が掲載されました。
コロナ後物価の伸び上回り推移
財務省、報酬上げにクギ
「経営好転していない」
日本医師会、報酬増を要求
診療報酬改定の前年の8月〜10月には
よくこういった傾向の
政府側の情報が流されます。
発熱外来などの加算で平均点がアップして
物価上昇率の3.2%を上回っています。
また、医師会が報酬増を要求、というタイトルは
医師会が開業医さんに代わって
お金を請求しているイメージ作戦でしょうか。
コロナの加算は4月からなくなっているので
平均点数は元に戻っています。
加算が付いていても
ガウンやフェイスシールドなどをフル装備で
駐車場で待機している患者さんのもとへ行き
受付、診療、会計をする手間や時間が掛かっているので
加算があって何とかペイできるかどうかです。
4月以降の発熱外来は
掛かっている手間・時間に対して
点数が下げられているので
赤字になっていると思います。
財務省は
診療報酬改定前の世論操作が上手です。


2022年02月04日


間もなく
マイナ保険証の運用が本格化します。
(個人的にはコロナ感染症を利用して
マイナンバーカードの普及を狙っているのでは、
と勘ぐっていますが・・・)
自分自身も
まったく気づいていなかったのですが
医院の受付で顔認証するためには
患者さんご自身が
マイナンバーカードに
保険証を登録する必要があるとのことです。
患者さんから
「どうすれば良いの?」という
ご質問を受けた場合に
お答えできるようにしておかなければいけません。
また、患者さんにお渡しできる資料も
必要だと思います。
上記の通り
シンプルな方法の様ですが
マイナンバーカードの暗証番号??
なんだっけ?
という感じですね(笑)

2021年10月28日


現在30種類の肩書がある様です。
・MMP 代表取締役
日本医業経営コンサルタント協会
・愛知県支部理事
・愛知県支部 研修委員長
・歯科経営専門分科会 委員
・調査研究提言委員会 委員
・診療所専門分科会 委員
・広中タックスサポート 医療担当 医療経営コンサルタント
・株式会社LIC 取締役
・株式会社M&Aサポート東海 顧問
・一般社団法人 季の文化伝承協会 顧問
・NPO法人日本のこころ・江戸しぐさ 副理事長
・NPO法人大地 副理事長
など。
そのうち名刺を作っていただいているのが6つ。

まったく考えていなかったのに
名刺を作って下さると
ある意味
自分の立場がしっかり自覚できて
嬉しかったです。
逆に名刺をいただけないと
少々自覚が薄れるかもしれません。
すみません。。。
ということから
クリニックのスタッフさんにも
名刺を作ってあげた方が良い、
と思っています。
外部研修に参加した際などに
名刺があると
「自院を代表して」という自覚も出来ますし
肩書を考えることも
お仕事を統括する良いきっかけになると思います。

2021年09月17日


2021年9月1日付『日本経済新聞』に
医療費最大の1.4兆円減という記事が掲載されました。
昨年度、コロナで受診控え
コスト抑制の余地映す
単に1.4兆円減ったと言うよりは
毎年1兆円ずつ増え続けている医療費ですから
実質2.5兆円減少。
そして、国の支出が1兆円。
健保連の支出が1兆円減っているのです。
キーワードはこの記事の中にあります。
記事より引用させていただきます。
大幅減はコロナ禍という特異な背景があるものの、真に必要な受診への絞り込みなど医療コストの効率化の余地が大きいことも映し出している。といった論調が書かれています。
医療費の助成が大きい小児科などはかねて過剰受診も指摘されてきた。
「必要性が高くない受診もある程度存在していた可能性がある。医療費は予算制約があり、自己負担を課すことが望ましい。
病床についても「日本は急性期を中心に全体として過剰。地域医療構想の下で適正化していくのが望まれる。コロナ後は在宅医療の体制強化が必須だ」
コロナを利用して
医療費を減らす・増やさない仕組み作りが
着々と進められていきそうな気配がします。

2021年02月04日


名古屋市医師会さんが
「お口の健康は全身の健康に関係」という
チラシを作成して
クリニックの受付に置いてありました。
過去ブログ1はこちら
過去ブログ2はこちら
歯科医師会ではなく医師会さんが
口腔ケアの大切さが全身の健康に影響する、
というチラシですが
医科と歯科の微妙な視点の違いが分かりました。
というのは
このチラシの主な項目を白ヌキにして
歯科医院さんのスタッフ研修にて
クイズネタにしてみたところ
‟(75歳以上の方)〇〇〇ことがある”
“(75歳以上の方)〇〇〇がある”
の回答が皆さん??でした。
回答は「むせる」と「食べこぼし」です。
歯を失うことや歯周病が
認知症や誤嚥性肺炎に繋がるという
身体症状へつなげる流れが
まだまだ歯科医院さんでは
歯を失う→ブリッジ、インプラント、義歯
といった補綴の流れで捉えてしまう様に感じました。

2020年10月15日


4月から毎日毎日
「今日は〇人の感染者があり、
亡くなった方が〇人」
と繰り返し報道され
“もういい加減にしたら・・・”と感じている方も
いらっしゃるのではないでしょうか。
●累計の患者数の発表に意味はあるのでしょうか?
インフルエンザで考えてみたらどうでしょうか。
ネットで検索すると
2019年第50週の(12月9日〜15日)1週間で
インフルの患者さんは77425人です。
年間の累計は100万人でしょうか。
当然、治っている方もいるでしょうし
毎日累計を発表するのは
煽るイメージです。
●死者数、重症者数も?
あるタイミングでは
東京都の重症者数は2人増えて23人とかでした。
普通の肺炎やガンなどの重症者数は
発表してないですね。
死者数も90代男性とか、80代男性とか。
コロナでなくても肺炎
(年間10万人亡くなっています)
でも同じことですね。
などなど。
なぜこの様な報道を
放置しているのか不思議でしたが
頭の良い厚労省の方が
コロナを利用して医療費削除をする。
という意図があるのではないかと思い付きました。
イメージですが
例えば50兆円の医療費。
これだけのクリニックや病院の経営が圧迫され
しかもマスクなどの感染防止習慣が徹底されれば
また、予防接種も奨励されれば
インフルの流行も激減するし
他の病気も減少。
受療率は大幅ダウンのはずです。
1ヶ月4兆円の医療費
4月5月6月20%減
10月〜来年3月まで10%減少とすれば
約5兆円の医療費減少。
すると40%弱は国と地方の負担が減少。
2兆円の公費節約になっているのです。
(アバウトな計算です)
つづく

2020年08月26日


自院で実施している院内感染防止策
コロナ前からしていたことがあっても
しっかり患者さんにお伝えすることが
大切だと思っています。
待合室に手書きで掲示、と考えたのは
パソコン作成だと
いつもの掲示物の延長で
目に留まらないと思ったからです。
パソコン作成しても良いのですが
小さいポイントは
タイトルはゴシック体
本文は明朝体
タイトル文字は大きくする
(本文は小さくしすぎない)
本文の大きさとタイトル文字の大きさの差を
ジャンプ率と呼びます。
ジャンプ率を大きくすると
タイトルが目立ちます。
A
B
C
いかがでしょうか。
院内掲示物作成の
参考になさって下さい。

2020年08月13日


最近のコロナ騒ぎには
少々不安を煽りすぎているのではないかと
疑問を感じています。
まさしく日本赤十字社が4月21日に発表した
3分間アニメ「ウイルスの次にやってくるもの」
の警告通りの展開になっていると思います。
まだご存知でない方もいらっしゃいました。
皆さん、お盆休みの間に
今一度このアニメを見て
明るい日常生活を取り戻しましょう。

2020年02月17日


2020年1月14日付『日本歯科新聞』に
平成30年度
歯科の指導・監査の実施状況が
掲載されていました。
平成30年度保険医療機関の個別指導は
歯科1,332件
医科1,653件
集団個別指導は
歯科4,705件
医科4,505件
監査は
歯科28件
医科16件
と歯科の割合が多い様です。
適時調査が医科は3,623件あるのに
歯科は11件しかありませんので
その分を他でカバーしているのかもしれません。
6万8,000軒の歯科医院に対して
個別指導1,332件
新規個別指導1,533件
集団個別指導4,705件
適時調査11件
監査28件
ですから毎年11%の歯科医院さんが
何らかの保健指導・監査を
受けていることになります。
(9年に1度はすべての医院さんが
当たることになります。)
昨年厚生労働省が
保険診療における指導・監査の内容について
ホームページにアップしました。
ついつい甘いカルテ記載
保険請求をしているかもしれません。
初心に返って
自院の自己監査をしておきましょう。

2019年09月17日


すずたけの地元蒲郡は
実はレンズの産地です。
戦前豊川市にあった豊川海軍工廠で
潜水艦の潜望鏡を製作しており
その技術を伊藤光学さんが
受け継がれたそうです。
そして眼科用のレーザー機器を
製造しているニデックさんも
伊藤光学さんの流れを汲む
蒲郡の会社さんです。
伊藤光学さんから
高齢者水晶体疑似メガネ
「シニアビュー」が発売されたので
ユニバーサルマインド研修に使おうと思い
購入してみました。
介護士さんにシニアビューを掛けて
体験してもらったら
「かえってよく見える」
「サングラスしてるみたいで、まぶしくない」
と好評でした。
掛ける人の年齢によって効果が異なる様です。
高齢者の年齢=0.3×掛ける人の年齢+66歳
20歳の方なら
20×0.3+66=72歳の体験
30歳の方なら
30×0.3+66=75歳の体験
上記の様な「見やすくなった」という反応は
ホームページにも取り上げられていました。
着用したほうがかえって見やすいと感じるのですが…?(引用元:http://www.variantor.com/senior/index.php?FAQ)
見やすくなる配色が実際に存在します。
例えば、青い文字は高齢者では水晶体の透過率が低いために実効輝度(網膜に届く光量)が低下するため、白い背景だとコントラストが増大し、より見やすくなります。逆に黒背景だとコントラストが低下して見えにくくなります。このような配色の効果を、「シニアビュー」は簡単かつ忠実に再現できる視認性評価ツールです。
また、短波長光の多い明るい環境では、装着するとグレアが減少して見えやすくなることもあります。(いわゆるサングラスの効果と同じものです。)
お値段もとっても!!!でしたので
100円ショップのサングラスに付箋を
貼り付けたものを使います。
(すみません)

