防災・安全管理 記事一覧
2024年01月16日
能登半島地震で被害にあわれた皆様に
心からお見舞い申し上げます。
厚労省の自然災害ひな形より
1.総論(2)推進体制
厚労省のひな形では
3.緊急時の対応(3)対応体制
にまとめられていますが
地震防災活動隊
・情報班
・消火班
・応急物資班
・救護班
・地域班
と細分化されているため
小規模な事業所、クリニックでは
スタッフの人数も少なく
勤務シフトでお休みのスタッフなどもいるため
例えば
受付 ⇒ 情報連絡班
行政地域との情報交換患者さん、利用者さんの
ご家族との連絡。食料・水などの手配、配布など。
看護師 ⇒ 救護班
ケガをされた方の救出・手当。
若手とベテラン ⇒ 消火班
火災発生時の消火活動。ブレーカー操作など。
といった区分にしておきます。
消火班は朝礼時や
夜勤のある事業所では夜勤入りの時に
消火担当を確認しておきます。
つづく
2024年01月15日
能登半島地震で被害にあわれた皆様に
心からお見舞い申し上げます。
介護事業所では今年3月までに
災害時の事業継続に必要な
BCPプランを作成しなければいけませんが
能登半島地震の様子を報道で拝見すると
BCPプランを作成する、ということよりも
いかに被害を減らすために
準備、行動をするか、という視点が
大切だと感じています。
このブログでも何度かBCPについて
まとめてきましたが
被害を減らすための視点から
再度まとめてみたいと思います。
準備する物
厚生労働省のホームページより
「自然災害ひな型」をダウンロード。
1.総論(1)基本方針
基本的なBCPプラン作成の進め方は
厚生労働省の事例を見て
自院の内容を考えるというパータンです。
(1)基本方針(厚労省)
・入所者、利用者の安全確保
・サービスの継続
・職員の安全確保
↓
(1)基本方針(自院)
・患者さんの安全確保
・スタッフの安全確保
・地域との連携確保
この様に進めていくと
具体的な動きが見えてきます。
つづく
2023年12月14日
賞味期間25年の防災・非常食サバイバルフーズに
(おいしい備蓄食サバイバルRフーズ)
チキンカレーが新発売になりました。
サバイバルフーズは
おもてなしセレクション受賞されています。
介護事業所は災害時のBCPプランを
令和6年3月までに作っておかなければいけません。
電気が使用できない場合は
アクモキャンドルで1週間照明を確保。
食べ物の備蓄は
サバイバルフーズで1週間確保。
あと、水の備蓄をローリングストックしていれば
BCPプランのかなりの部分がカバーできます。
チキンカレー試食してみます。
画像引用元:25年保存可能非常食。サバイバルフーズ製品詳細-チキンカレー(大缶)。 | 非常食のサバイバルフーズ。賞味期限25年の長期保存できる防災備蓄食料品 | 株式会社セイエンタプライズ (sei-inc.co.jp)
2023年12月06日
12月から
運転者のアルコールチェックが
目視だけでなくアルコール検知器による確認も
義務付けられました。
(乗車定員11人以上の自動車1台以上、または
10人以下を5台以上使用している事業所。)
チェックや記録が
なかなか手間がかかると思っていましたが
クラウド管理のソフトがいろいろ出ています。
例えば、アイリスオーヤマのアルピットでは
初期費用不要の月額980円(税抜き)から導入可能で
・紙での記録・データ管理が大変デイケア、デイサービスの送迎者の
自動記録で管理業務を大幅短縮
・多拠点の運用状況が把握できない
クラウドで一元管理ができる
・「運転日誌機能」の追加でさらに効率化
管理が大変だと思いますので
この様なソフトを活用すると良いと思います。
2023年11月21日
来年の3月までに
介護事業所ではBCPの策定を
しなければなりません。
正直、「BCP」と言われても
何のことかすぐにわかる方は
少人数かもしれません。
BCPとは
ビジネスコンティニュープランの略語で
大規模災害が発生したあとも
介護事業(ビジネス)を
継続できる(コンティニュー)様に
計画(プラン)を作ることです。
厚生労働省のチェックリストは
かなり細かく
現場から離れているイメージがあります。
災害時の備蓄品は
ローリングストックが大切です。
例えば「水」や「パン」。
賞味期限が5年として
5年後に捨ててしまうのは無駄使いなので
毎年少しずつ購入し
古いものから飲んだり食べたりしていけば
捨てずに済みます。
昔々、すずたけが地元の防災担当の時
防災倉庫の在庫チェックをしていたら
電池が寿命切れで捨てることになった体験があります。
電池に使用期限があることに
初めて気づきました。
防災用の備蓄品、
ローリングストックを心掛けましょう。
2023年10月25日
災害時の停電やランサムウェアに乗っ取られて
電子カルテが使えなくなった場合に備えて
紙カルテの在庫を用意しておくことをお勧めします。
某所の病院でシステムが乗っ取られて動かなくなり
1週間診療ができなくなった、といった
報道もありましたが
最近では狭いエリアでの停電も発生していますので
システムが使えないと
診察が全くできないという事態は
避けたいと思います。
そこで電カルが使えなくなった際
管理者が
「紙カルテに切り替えます」と宣言。
外来であれば
患者さんに紙カルテをお渡しして
名前、住所などを記入していただき診察室へ、(主症状も)
という流れにすれば
受付スタッフも助かります。
防災訓練の中に
ランサムウェア対策も
入れておきましょう。
2023年09月06日
2023年8月26日付『日本経済新聞』
「ドキュメント日本」のコーナーに
「カスハラ」見逃さない
顧客の厳しい言葉に、やむなく退職・・・
国も労災対象に追加
という記事が掲載されました。
記事の中にありますが
厚労省が2020年に行った調査では
カスハラを経験した労働者は15%
セクハラは10%
パワハラは31%ということです。
クリニックでは
ペイシャントハラスメント、ペイハラですが
やはり最近増えている印象がありますので
記事より厚生労働省のカスハラ対策マニュアルの
一部を引用させていただきます。
スタッフと院内勉強会で取り上げてみましょう。
2023年08月31日
保健所の診療所への立入り調査が
再開しています。
色々なところから伝わってくるお話では
保健所担当者は
保健所のホームページにも掲載されている
チェックリストで確認していることが多く
医院に備えておく必要のある指針が
5項目ありました。
1.医療の安全管理のための体制確保
・医療に係る安全管理のための指針は整備されているか。
2.院内感染防止対策のための体制確保
・院内感染対策のための指針は策定されているか。
3.医薬品に係る安全管理のための体制確保
・医薬品の安全管理のための業務に関する手順書が作成されおり、手順書に基づく業務が実施されているか。
5.診療用放射線に係る安全管理のための体制確保
・診療用放射線の安全管理のための指針は整備されているか。
8.その他 (5)オンライン診療(実施している診療所のみ)
・オンライン診療を行うにあたって、オンライン診療の適切な実施に関する指針を遵守しているか。
指針作成には
厚労省のホームページ(手順書)を
参考にするとよいと思いますが
「医薬品の安全使用のための業務手順書」
作成マニュアルは120頁ページあるので
前書きや、巻末資料を省き
診療所では病棟、救急などをカットし
歯科は15章の歯科領域を印刷すれば
30ページくらいにまとまります。
2023年08月30日
令和6年3月までに
すべての介護事業所で
BCPプランを作成しなければいけません。
しかし、「BCPって何?」から始まって
介護のお仕事で手一杯のスタッフが
専門外のマニュアルを作るのは
なかなか困難です。
すずたけがおすすめしている
わかりやすいBCPプランの作り方は
厚労省のマニュアルをベースします。
・自然災害発生時の業務継続ガイドライン
・自然災害ひな形
自然災害発生時の業務継続ガイドラインより
自然災害ひな形より
この様に
自然災害発生時の業務継続ガイドラインと
自然災害ひな形をを並べて
「うちはどうするか?」と話し合い
詰めていくと何とかマニュアルになります。
2023年05月08日
ユニバーサルマインド研修をしていて
医院の改善点を沢山見つける、
という事例をご紹介しました。
過去ブログはこちら
そこで気付いたことですが
「防災訓練をユニバーサルでしてみたら」です。
クリニックであれば
待合室・診療室に一定割合で
高齢患者さんがいらっしゃいます。
・緊急地震速報が流れたらどうするか?
・いきなり震度6,7の揺れが発生したらどうするか?
・火災発生時の避難誘導をどうるすか?
・歯科医院であれば治療中の患者さんをどうするか?
(チェアを起こすか、その場で頭部保護か)
スタッフだけでなら
テキパキ訓練が進められる、と思いますが
障がいを持つ方や
高齢者がいらっしゃる場合
どう動いたら良いか
減災に役立つ訓練になると思います。