介護・福祉事業経営のコツ 記事一覧
2022年10月03日


以前このブログで
脳梗塞の方の手のリハビリ用に
JPグリップをご紹介しました。
こちら
同じ手を使って
脳の血流をよくするツールに
けん玉があるそうです。
普通サイズのけん玉は
なかなか難しいので
皿を25%拡大して
初心者でも技が決まりやすいそうです。
HPより
福祉けん玉とは、公益社団法人日本けん玉協会が推奨するけん玉です。普通のけん玉は
級・純初段試験を受験することができます。
けん玉の指先を使ったり、膝を屈伸させたりする運動がもの忘れや認知予防にも効果的だと言われており、アンチエイジングの第一人者の白澤卓二先生の監修も受けております。
立った状態でヒザの動きなども使いますが
福祉けん玉は
イスに座ったまま使える様に
工夫されているそうです。
デイケア、デイサービスのネタに
良いと思いました。


2022年04月14日


先日、携帯ショップへ行ったときに
気付いたのですが
ガラケーが販売終了し
高齢者もガラケーと同じ
2つ折りタイプのスマホに
切り替えていらっしゃいました。
すずたけも
全然使いこなせていませんが
「使い方がわからない」という方のために
「スマホ講座・ライン講座 3300円」
というポスターが店内に
掲示してありました。
そこでふと気づいたこと。
(仕事脳ですね!)
デイサービス・デイケアのプログラムに
・スマホ講座
・ライン講座
・スマホで写真講座
・スマホでメール講座
・お孫さんとのスマホライフ
などなど取り入れれば
通いたく高齢者が
そこそこいらっしゃるのではないでしょうか。
今はもうパソコン講座ではなく
スマホ講座ですね。

2022年01月14日


介護事業所の勉強会用に
面白いゲームを見つけました。
「認知症世界の歩き方play!」です。
認知症世界の歩き方play!とは、認知症ご本人の視点で認知症世界を旅するオンラインゲーム型プログラムです。
プレーヤーは「旅人」になりきり、すごろくの要領で認知症世界を旅をします。
旅の中では、認知症のある方が日常的に体験する出来事を体験し、暮らしを豊かにする地域の資源や人とのつながり、お役立ちアイテムを知ることで、「認知症とともに生きる」ことを本人視点で学ぶことができます。
映像を通じて認知症の方から見えている世界を体験コロナ禍の中で
認知症世界のちょっと不思議なスポットをアニメーション型動画で楽しむことができます。ストーリーは全部で13本。あなたはゲームの中にどのスポットに立ち寄ることができるでしょうか。
各スポットで遭遇する困りごとやイベントは190個以上!
ルーレットを回して移動した先のスポットでは、認知症のある方が実際の暮らしの中で経験する出来事に遭遇。
大変なこともあれば、嬉しい出来事や新たな出会いも。
ボイスチャット機能でリアルタイムに対話
旅の途中で、同じスポットに止まった仲間とはオンライン上で会話ができ、お互いの状況や感想を音声で共有できます。
体験者の声
行政職員:参加同士コミュニケーションをしながら、認知症のある方の世界を明るく楽しく学べるツールだと感じます。
住民対象に実施をすると、地域での理解が深まりそうです。
ケアマネージャー:ゲームの中に「まちの電気屋さん」「なじみの喫茶店」など地域の資源が登場し、関係性が組み込まれていることがよかった。
イラストやツールのデザインが工夫されていて、認知症について知らない人でも楽しく学ぶことができる。
会議や勉強会がZOOMに増えている現状
院内勉強会もこの様なパターンも
喜ばれそうです。
かつ、認知症の実際を体験できそうですね。

画像引用元:「認知症世界の歩き方play!」

2021年09月29日


『介護サービス実践マニュアル』
三重県津市の
社会福祉法人洗心福祉会の理事長
山田俊郎さんがまとめれらた
文字通り、とても実践的なご本でした。
介護事業所の研修で抄読会
そして実地練習してみると良いでしょう。
基本の転倒防止について
第4章声掛け、身体の動かし方など
事故リスクを減らす―
「起き上がり」「移動」介助
・基礎知識だけでなく事故を徹底的に防ぐ工夫を
・利用者に負担、苦痛を感じさせない自然な起き上がりを!
・重心を確認しながら動作を丁寧に!
・枕の位置やシーツの感触を確認しながら介助する
・本人の自立を促すための訓練にもなる!
本当に具体的、実践的に
まとめられていますので
事業所内研修のテキストにぴったりです。
食事は第5章ですが
目次を読むだけでも
勉強になります。
つづく

2017年12月11日


レセプト分析をしていると
デイケア・デイサービスの人気は
平均利用回数に表れてくると
強く感じます。
週1日利用→月の回数は4回
週2日利用→月の回数は8回
週3日利用→月の回数は12回
になります。
平均利用回数が週2日・月8回以上が
人気のバロメーターだと思っています。
美味しい食事やお風呂も大切ですが
やはり週3回通いたい
と思っていただくためには
ソフトが大切です。
NHKの通信講座や
ユーキャンのプログラムを
いつも取り上げていますが
たまたま、今週の新聞折り込み広告に
「暮らしの学校」
のチラシが入っていました。
皆がお金を払ってでも通いたい
と思うテーマが並んでいるということは
デイのプログラムにピッタリだと思います。
少しでもヒントになればと
チラシよりタイトルを列記します。
■運動系
・癒しのアロマでリンパマッサージ・初級
・健康寿命をのばす ノルディック体操
・初心者のためのほぐしヨガ
■手芸系
・色彩豊かな伝統工芸 てまり
・折り紙教室 干支「戌」を折ろう
・柴田立江のパーチメント クラフト特別レッスン
■勉強系
・大人のための学び直し 中学英語
・脳が飛躍的に活性化「脳トレ速読術」
■趣味系
・いきいき家庭菜園 入門編
・煎茶道 売茶流〜季節のおもてなし〜
この様なプログラムを増やしていけると
週3回通いたくなると思います。

2017年10月27日


2017年10月6日付『日本経済新聞』に
一般社団法人全国介護付きホーム協会
の全面広告が掲載されていました。
記事より引用致します。
「介護付き」と言えるのは、よく、そのまま「グループホーム」
介護付きホーム※1だけです。
ご存知でしたか?「高齢者向け住まい」の中で、「介護付き」と表現できるのは、実は介護保険法上の「特定施設入居者生活介護」の指定事業所、通称「介護付きホーム」だけなのです。「介護付きホーム」は、ホームの介護スタッフにより、24時間の介護サービス※2が受けられる点、「介護付き」が魅力です。認知症ケア、看取り介護に、多数のホームが取り組んでいます。
「介護付きホーム」は、超高齢社会において、終の棲家としての役割を果たすことを目指しています。
ぜひお近くの「介護付きホーム」に足を運んでいただき、実際の雰囲気や具体的なサービスをご確認ください。
※1「介護付きホーム」とは、介護保険法上の「特定施設入居者生活介護」の指定を受けた事業所の通称です。
※2介護サービスの内容は事業所によって異なります。
と呼ばれていますが
「認知症対応型共同生活介護」
が介護保険法上での正しい名称です。
老健=介護老人保健施設
特養=介護老人福祉施設
書き始めるとキリがありませんが
デイケア、デイサービスも
正しい名前があります。
テキトーなコンサルを見破る方法として
「グループホームは
正式には何というのですか?」
と質問してみましょう。
時々、「老人保険施設」といった誤字も
目にすることがあります。
コンサルの皆さん
「看護士」と間違って
信頼を無くさない様にご注意下さいね。


2017年06月26日


「もう3Kとはいわせない
5Kといわれる介護施設の秘密」
フジモトゆめグループ代表
社会福祉法人 隆生福祉施設 理事長
藤本加代子とエスコート達 著
PHP研究所 刊
眼科医のご主人、
順調な開業が44歳という若さで
亡くなられてしまった後の
”ゆめ”を実現するためのがんばり。
介護というお仕事の素晴らしさが
伝わる本でした。
本の表紙からご紹介致します。
(5K)
きれい、
かっこいい、
給料が高い、
健康になる、
感謝される
ここにゆめがある
「こころざしの花」を胸に抱いて・・・笑顔で働いています!
帯紹介を致します。
福祉先進国フィンランドから
見学者・研修生殺到!
隆生福祉会の介護がフィンランドの
教材にも選ばれた!
読んだら入りたくなる、
働きたくなる介護施設
第1章 想像力の経営・母性の経営で”ゆめ”を実現
第2章 世界に羽ばたく隆生福祉会
第3章 3Kから5kへ、そして、介護を楽しむ
第4章 妊娠・出産・育児・病気・家族の介護等、
何があっても「安心の制度」で大丈夫!
第5章 フィンランドとの交流と学び
第6章 「介護は天職だ!」
実は本文の58ページ目には
とっても偶然なのですが
「江戸しぐさ」が紹介されていて
隆生福祉会では、
介護施設用にアレンジして
「ゆめしぐさ」と名付けられて
職員さんの行動指針にされているそうです。
NPO法人江戸しぐさの越川先生と
親しくさせていただいているすずたけは
とっても嬉しい本でした。

2017年06月22日


一般的には、デイサービスの利用者さんは
女性が7〜8割で男性は少数派です。
・年寄り扱いされたくない
・面識のない人と一緒に過ごすことが苦手
・親しくない方の前で自分の出来ない姿を
見せることが嫌
・デイサービスのプログラムが楽しくない
などの理由があると思います。
逆に女性の高齢者の方が
人との交流や地域との接点も多く
ボケにくいと思いますが、
会社での人脈が中心だった男性は
定年後、地域との交流も少なく
閉じこもりがちです。
このため、男性の健康寿命を延ばすためにも
デイサービスなどを積極的に
利用していただくと良いと思います。
男性の利用者さんを増やすためには
・仲間がいること
・囲碁・将棋・マージャンなど
親しい友人との勝負事
・タオル体操や風船バレーではなく
パソコン教室や趣味の時間
・一人で座って新聞を読んで過ごせるような
スペースの確保
など。
すずたけはいつも
デイサービス・デイケアのプログラムを
ユーキャンやNHK通信講座をヒントに
充実させると良いと思っています。
シンプルにまとめると
文化部、運動部、帰宅部です。
書道や絵手紙、俳句、カラオケや楽器演奏
などなどの文科系レク。
ヨガ、卓球、ダンス
(豊橋では、車椅子のダンスサークルもあります)
などの身体を動かす運動系レク。
読売新聞、日経新聞、朝日新聞、
中日スポーツ、日刊スポーツ
など新聞を一日読んで過ごす帰宅部。
この様に男性の利用者さんの一日をイメージし
「ココへ来れば楽しく一日過ごせる」
といった、プログラムを充実すると
男性の利用者さんも増え、
事業所側もプラスになり
また、閉じこもりがちな高齢男性にも
プラスになると思います。

2017年06月05日


5月21日(日)に日経ヘルスケア主催の
日経ヘルスケア特別セミナー
「地域医療構想と2018同時改定をどう乗り切る
病院サバイバル時代の経営戦略
急性期、回復期、慢性期の医療機能ごとに将来構想を学べる1日」
がありました。
講師はお2人です。
工藤高 氏(株式会社MMオフィス代表)
渡辺優 氏(株式会社メディチュア代表取締役)
もう介護療養病床廃止まで10ヶ月しか残ってないのに
具体的な「収入」「施設基準」「人員基準」「移行期限」などが
曖昧なままで、正直なところ右往左往です。
そのためか、研修会場は(かなりお高いお値段にも関わらず)
ほぼ満席の大盛況でした。
お2人の講師が
●青森県青森市
●岡山県岡山市
●神奈川県川崎市
●長崎県長崎市
●高知県高知市
の具体的な病院をモデルとして取り上げ
病床稼働率や平均在院日数、DPCのデータなどから
今後の生き残り策を検討する内容でした。
やはり病床の将来を考えるためには
その地域の人口構成や将来推計、
競合病院の存在も大切ですが
そもそも自院の人気が低かったら駄目なので
やはり基本中の基本「CS向上」はどの方向へ進むとしても
しなくてはいけないことだと感じました。

2017年04月27日


介護事業所で利用者さんが
転倒したりケガをしたり、という場合の対応について
ご相談が少しずつ増えてきています。
そんな際にいつも参考にさせていただいているものが
日経ヘルスケアの
「失敗から学ぶ介護現場の事故対応ABC」
のコーナーです。
そのコーナーをまとめた本が出版されました。
介護事故対応パーフェクトガイド
著者 山田滋
出版 日経BP社
帯紹介を致します。
80の失敗事例からどう対応すればよかったか見えてくる!
介護にまつわる事故・トラブルへの対策を徹底解説!
●失敗事例から対応ポイントを学べる
●リスクマネジメントの専門家によるノウハウが満載
第1章 総論さすが、日経ヘルスケアです。
トラブル急増の背景と対応マニュアル整備の必要性
第2章 介護事故対応マニュアル作成のポイント
今すぐ準備を!対応マニュアル作成のポイント
第3章 介護事故の過失判断
起こりがちな介護事故30例に見る過失判断の基準
過失とみなされる事故・みなされない事故
事例で考える介護事故の過失判断
第4章 事例から考える介護事故対応
38の介護事故事例から学ぶ「どう対応すればよかったか
第5章 誤嚥事故対策
誤嚥事故の発生防止・事故後対応の要点
第6章 感染症対策
インフルエンザ、ノロウイルスの蔓延を防ぐ!
感染症対策
介護事業所でこのコーナーの実例に基づいて
皆でどうしたらいいか、どうすべきだったかを
勉強会で取り上げるべきだとお勧めしています。
この本であれば、事例が沢山取り上げられていますので
毎月、一つずつ事例を取り上げて研修を繰り返していれば
とても役に立つ内容になっています。
