医院開業が頭をよぎったら:医院開業の知恵袋 記事一覧
2011年06月17日
開業前のスタッフ研修でもう一つ取り上げたいのは、
「医院の物語」研修です。
これは、ある医院のスタッフ研修の時に、
偶然思いついた内容だったのですが、
コミー株式会社さんでも同じ「物語」を取り入れていらっしゃって、
嬉しい驚きです。
(
過去記事: コミーの気配りミラー )
先生の開業の思い
- 医院の立地
- 敷地の中のレイアウト
- 建物のデザイン
- 中のレイアウトや素材・色
- 患者さんのために工夫しているところ
- 建築メーカー・設計士さんから教えていただいたこと
- なぜこの機械にしたか(こだわり)
- 医院名の由来
- カーテン・照明・待合室の本の種類
- なぜTVを設置したか(しなかったか)
- なぜTV番組ではなくDVDを流しているのか(逆も)
この様な医院のなぜをスタッフに考えていただき、
また院長先生からお話をしていただき、
それを「医院の物語」としてまとめるという研修です。
開業後もどんどん追加編が作成できますし、
新しく入社したスタッフに読んでいただいても、とても役立ちます。
もともと一般的なクリニック向けの研修テーマでしたが、
開業時はより役立つと思いました。
2011年06月16日
ユニバーサルサービス研修が最近とても気に入っています。
実際にやってみた医院さんからも、とても役に立つと好評です。
そのため、ぜひ開業前のスタッフ研修に取り入れてみましょう。
イラストでわかるユニバーサルサービス接客術―ユニバーサルデザイン時代の接客マニュアル
著者:井上 滋樹
販売元:日本能率協会マネジメントセンター
(2003-12)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る
井上滋樹先生の「ユニバーサルサービス接客術」がテキストになります。
研修の進め方は、以前のブログをご覧下さい。
ユニバーサルサービス接客術 その1 その2 その3
ユニバーサルサービス研修 その1 その2
この研修の一番の狙いは、
スタッフに患者さんの気持ちを知っていただくことです。
また、院内のレイアウの気になる点や、受付・会計などの手順が、
障がいを持つ患者さんに対応することで、
ハードルが上がり、しっかりチェックができます。
例えば、歯科のパノラマレントゲンや、医科の胸部レントゲンを撮る時に、
患者さんが視覚障がいや聴覚障がいを持っている場合、
スムースに行えますか?
壁にイラストを貼ったり、説明用のボードを作成したり、
説明する言葉をきちんと考えておいたり、準備をしておくことがわかります。
この対応こそが、普通の患者さんにもやさしく対応できる、
ユニバーサルサービスの基本になります。
2011年06月12日
5月22日に開かれました、
ジャミック開業予備校2011in名古屋での、
「開業準備ノウハウ」のレポートが、
リクルートドクターズキャリアさんのHPに掲載されました。
これから開業を考えていらっしゃる先生に、
少しでもお役に立てばと思います。
ジャミック開業予備校2011in名古屋 講師のご紹介
2011年06月07日
ネットでの広報は必ず行うべきです。
ホームページは、「集患」のために作るのではなく、
医療法上許されている数少ない「情報発信」の場と思ってください。
そのため、建設工事着工前からホームページをスタートさせ、
工事が進むペースと同じ様なペースで、
ホームページの工事も進めていけば良いと思います。
医院の設計やレイアウトなどでこだわっている部分を紹介したり、
スタッフの募集についてもホームページに掲載します。
どの様なスタッフを求めているかも、
ホームページなら先生の気持ちをしっかり書くことが出来ます。
また、それが患者さんに対する思いの発露になると思います。
ホームページの更新は、手間ですので、
必ずブログやツイッターを併設して、
院長先生が自分自身で簡単に更新できるようにします。
「SEO対策」といってとても高い料金を請求されてしまうこともありますので、
制作会社の選択はよく考えて行いましょう。
ホームページについて、ご相談がある場合は、
メディカ株式会社さんへどうぞ。
医院HP製作のメディカ株式会社ホームページ
http://www.medica-web.jp/
2011年06月06日
ビルボードとサインボード
開業前後には、広告の営業がたくさん訪れます。
よくわからずに高い広告料を毎月支払ってしまう失敗もありますので、
看板広告についてお話します。
まず、医院の存在を広く知っていただく目的の
ビルボード。
設置場所としては、人の多くあるスーパーなどの出入り口や、
交通量の多いロードサイドになります。
競合する看板も多いので、シンプルでわかり易い内容にし、
デザインは注目されるような工夫が必要です。
サインボード。
医院に来る患者さんへの道案内です。
医院周辺の交差点等に設置します。
電柱広告などを活用すると安く、
何本か連続して掲載することでわかりやすくすることが出来ます。
失敗例としては、
ビルボードに診療時間など詳細な情報を表示して見にくくなってしまったり、
電柱看板を医院から遠いエリアに出してしまったり、
道路の反対側に出して見にくかったり、
建物の影や木の後ろで見える時間がちょっぴりだったり・・・
いろいろあります。
まずはサインボードとビルボードの違いを意識して、看板を選びましょう。
2011年06月04日
開業時に、どこまでの治療機器や検査機器が必要か、
メーカーさんなどに相談すれば、当然しっかり購入を勧められてしまいます。
(良心的な方はもちろん違います)
すべて自己資金で開業できるなら、贅沢な買い方をしても良いのですが、
あまり使わない検査機器は医院経営を圧迫します。
1,000万円の機器なら、
6年で償却すると考えれば、1ヶ月あたり14万円です。
この機器があることで、
請求できる点数が14万円以上あればOKですが、
そうでなければ、パートさん2人分のコストが掛かってしまいます。
そのため、
- 開業時では必要最小限の設備投資としておく
- 患者さんの治療をスタートして、必要性が出てきたら追加投資を行う(ということは収入確保が見えています)
- 導入したいと思っている機器を入れるスペースを確保しておく
といった点に注意しておきましょう。
2011年06月03日
「眼科と経営」(参天製薬)に今回4本シリーズで、
「ハッピーリタイアメント&ハッピー承継」を掲載しています。
「眼科と経営114号」でもふれましたが、
「親御さんの診療所があるのでもったいないからリフォームして使う」は、
要注意です。
古いタイプ医院をリフォームすると意外にコストがかかり、
しかも間取りは十分に満足のいくものにならない事もあります。
- 駐車場の有り無し
- 昔は交差点の門で便利だった→今は車が出入りしにくい
- 前の道路に中央分離帯が出来てしまった
- トイレがとても狭い
などなど、リフォームする場合でもしっかりした見積りを取る必要があります。
新築のコストが1坪55万円、リフォームのコストが1坪40万円なら、
新築にして使いやすい設計にすれば良かった。
と悔やんでも後の祭りです。
2011年06月02日
開業場所の選定には、とても悩まれると思います。
少ない知識、あやふやな情報の中で、
一生を左右する決断をしなければなりません。
開業場所としては、
- 地縁血縁のある出身地
- 患者さんのつながりがある現勤務地
- 競合が少なく人口の多い立地
が考えられます。
でも、一番のポイントは、先生が気に入った場所、
住んでみたいという場所(家族で住むことも多いです)が、
もっともやる気も出ますし、地域とのつながりも深まり、
結果的に経営も安定すると思います。
逆にご両親や関係者が強く勧めたところで
(あまり気が進まないのに)開業してしまうと、
やはり経営が安定しない様に感じています。
20年前、30年前には良い場所であっても、
これから開業するのにベストとは限りません。
よく考えて検討しましょう。
2011年06月01日
5月22日(日)ジャミック開業予備校2011 in 名古屋にて、
開業について全般的にお話させていただきました。
何となく感じたことですが、
「開業」をするということ自体が目標になってしまっているようです。
確かに開業場所を決め、お金を算段し、建物を建て、
集患の努力をするのはとても労力のかかることです。
でも本当の目標は「患者さんを診療すること」だと思います。
「どの様な患者さんにどの様な診療をしていきたいのか」
そのための開業準備であり、
医院のオープンが実は診療のスタートになります。
「医院の理念」
が大切といっても抽象的ですが、
この「どの様な患者さんにどの様な診療をしていきたいのか」ということが、
医院の理念になると思います。
これが決まれば、医院の立地を考え易くなると思います。
2011年05月28日
先週日曜(5月22日)ウィンクあいちにて開催された、
ジャミック開業予備校2011in名古屋の講師として、
「開業準備ノウハウ」についてお話させていただきました。
最終講でしたので、皆さん帰られてしまうかなぁと心配していましたが、
多くの先生の聴いていただき(しかも熱心にメモを取りながら)、
とても感謝です。ありがとうございました。
本の中の話や、机の上の話ではなく、現場のお話を心がけたつもりです。
特にトイレと受付カウンターの工夫については、このブログでも、
リフォームするための注意点として6回も書いてしまいました。
医院リフォームのポイント 受付編 その1 その2
トイレの注意点 その1 その2 その3 その4
駐車場に入るところから会計を終えて帰られるまで、
やさしい心遣いで患者さんに対応したいと思います。
雨の中ウィンクあいちにいらして下さった皆さん、ありがとうございました。
開場のブースで頑張ってくださった担当者の皆さんもお疲れ様でした。










