2021年01月07日


お正月の初詣で
いつも、日本の宗教は
「宗教」という言葉と少しズレていると
感じています。
初詣では近くの氏神さんにお参りする。
氏神さんはお寺でも神社でも
どちらでも気にしない、
という方が多いと思います。
京都では神仏習合を提唱されて
神社の神主さんとお寺のお坊さんが集まって
祈りを捧げています。
清水寺には出雲大社などの寺社が
3ヶ所あると聞いたことがありますし
神社に大仏殿があるところもあります。
「明治維新の後に薩摩と長州の新政権が
自分達の立場を強くするために
廃仏棄釈を行ったけれど
これは仏教弾圧ではなく宗教弾圧だった」
というお話も伺いました。
日本の宗教は
欧米の宗教という観念とは少々異なり
稲作を大切にした大和の心
・太陽の恵みに感謝
・ご先祖に感謝
・自然崇拝
の表れではないかと思います。
先日見かけた「甚目寺神社」という看板が
この国のおおらかさを表していると思いました。
