2020年11月19日
NPO法人日本のこころ・江戸しぐさの
令和3年カレンダーを作成しています。
テーマは「平和、健康、おつきあい」
江戸時代に「健康」というキーワードで
いろいろリサーチしてみると
・江戸っ子は水道水で産湯をつかい
・1日の張り詰めた気分を、
明日に備えてリフレッシュする
明日備(あすび=遊び)
・食事前に、手を洗うことが
「クセ」になっている
他にも
旅人が宿へ入る前は桶で足を洗う、
などもありますが、
ローソクの火を
息でフッと吹いて消すことが下品(げぼく)で
指ですっと火の根元を
つまんで消すという習わしから
「息は不潔なもの」という意識があるのか、
と納得しました。
また、神社の境内に入るとき
手水場で手水を遣います。
左手を洗ぎ、右手を洗ぎ、口を洗ぎ、
そして最後に自分の持っていた
柄杓の柄を水で流して洗い清めます。
このしきたりが
いつの時代から始まったのかは知りませんが
手で持っていた所が
清しくないので水で流して洗い清める。
これもすごい伝統だと思います。
・ローソクを指で消す
・柄杓の柄を水で流す
飛沫感染・接触感染の予防の原点が
日本の伝統の中で受け継がれている。
これがコロナ禍の中で
欧米と比べて
日本の一歩進んだ点ではないでしょうか。