2020年11月09日


社会保険診療報酬支払基金が
毎月まとめているデータを
チェック、リサーチしています。
そこで、ふと気づいた点は
前年同月と比べて
診療日数の増減です。
社会保険診療報酬支払基金が
まとめている診療科別のデータ
・レセプト枚数
・実日数(延患者数)
・保険点数(保険収入)
・レセプト平均点数
・通院回数
・患者1人1日当たり点数
これらのデータを前年同月比で
チェックしていて気付いたのは
2020年6月は
第5月曜・火曜があり
前年同月より平日が1日多い。
7月はオリンピック予定で
祝日をずらしたため平日が1日少ない。
8月はお盆休みの曜日並びから
診療日数が1日少ない。
(お昼休みを長めに取るともっと少ない)
ということで
6月は前年同月に比較して
患者さんが少し戻り始めたように見えても
1日分、約5%は増えて当たり前なので
実は、まだ減少傾向が続いている。
7月は診療所計で8%減少していますが
診療日数が1日少ないため
かなり回復している、
といった動きが見えます。
歯科では患者数(レセ枚数)が減ったため
アポイントに余裕が出来
通院回数が増え、平均点もアップ。
内科系では
患者数(レセ枚数)が減っている以上に
長期処方などで
通院回数が減り
実日数が減少、平均点はアップ。
など、いろいろな分析が出来ます。
このデータと自院の増減を比較してみることで
コロナの影響は少なかった、
普段の努力が実った、
という医院と
より減少幅が大きい様でしたら
コロナをきっかけに
患者さんが流出している、
今度どの様に対応していくべきか、
などのチェックが出来ると思います。
