2020年08月31日
実は
クリニック、病院、歯科医院、介護事業所
それぞれで
ユニフォーム、白衣のお話になると
ほぼエンドレスになってしまいます。
・価格(数千円〜数万円)
・デザイン(ワンピース、ズボン、色、素材)
・洗濯はどうする(個人で、医院で、外注)
・何年で買い替えるか(購入、レンタル)
・医院負担、個人負担
2020年8月15日付『日本経済新聞』に
モードは語る
人間としての医師の服
という記事が掲載されました。
少し長くなりますが
記事より一部抜粋させていただきます。
近年の医学部では「白衣式」が行われている。臨床実習に入る前に、医師をめざす者としての倫理や心構えを自覚する式典である。世話になった人々の前で白衣を着る瞬間、専門職としての自覚が目覚めるであろうことは想像に難くない。ユニフォームに関する
そうした儀式を経験すると、医師となって日比、白衣に袖を通すたびに記憶がよみがえり、プロとしてのスイッチが入るのではないか。それがぺらぺらの白衣ではなく上質な白衣であれば気持ちの奮い立ち方も違ってくるだろう。
(中略)
テイラーの技術を用いた高級白衣を作り、ネットで販売を始め、成功を収めた起業家がいる。大和新さんである。2008年に「クラシコ」を創業して12年。今では国内の医師30万人のうち約15%がクラシコの白衣を着用している。
(中略)
「医師だって人間。いい白衣に袖を通すと背筋が伸び、モチベーションが上がる。そんな気持ちが患者さんに対しても良い効果を及ぼし、医療機関への信頼につながっていく」と大和さん。
従来のぺらぺらした白衣に比べて7倍の価格だが、クラシコの白衣には背裏がつき、袖口は本切羽の仕様で内ポケットもある。本格的なスーツのような仕立てなのだ。
(中略)
クラシコは常識に挑戦した。医療用クリーニングにも耐えうる素材を糸から開発し、服に意欲が左右されることもある繊細な人間としての医師のため白衣を作ったのである。
(略)
興味深いお話ですね。