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2014年12月03日

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ご縁があって慈恵医大病院の創始者 高木兼寛先生の
資料をたくさん読ませていただきました。

創立130年以上経つ歴史ある医科大学の基本理念が
「病気を診ずして 病人を診よ」です。

高木先生は、ロンドンのセントトーマス病院で勉強され
ナイチンゲール看護学校もその中にあったそうです。

まさにこの「病気を診ずして 病人を診よ」という言葉に
私が感じている、患者さんが医療機関に受診する
真の目的は何かが含まれていると思います。

歯医者さんでは
患者さんは虫歯を治療することが目的ではなく
美味しく食事をすることが目的であったり
勉強に集中することが目的であったり
夜ゆっくり眠ることが目的であったりします。

風邪を引いて受診をする患者さんの目的も
風邪を治すことではなく、風邪を治した後に
普通に仕事をしたり
学校に行ったり
家事をすることが真の目的だと思います。

先日、お話した際に取り上げた事例は、和食屋さんです。
お店の大将に
「このお店がお客さんに提供しているものは何ですか」
と尋ねると、
大将からのお返事は当然
「和食です」

では、一人一人パーテーションで仕切ったカウンター席で
和食を出したらどうなるでしょうか。
お客さんは激減すると思います。
実は、お客さんがこのお店に来ている理由は
親しい友達と楽しい時間を過ごすためではないでしょうか。

飲み物も食べ物もない公園で話をしていても楽しいのですが
お酒やお料理が出る空間でワイワイしていれば
より長く楽しい時間を過ごすことができます。

ということは、和食屋さんの真の目的は和食を出すことではなく
お客さんに楽しい時間を提供することになります。

病気しか診ていないと病気を治すことが
目的になってしまいますが
病人を診ていれば病気が治らなくても
目的を達成することができることもあります。

慈恵医大学都高木兼寛先生の
「病気を診ずして 病人を診よ」
は改めてすばらしい言葉だと思います。




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