2008年02月29日
ネットでの推奨が購入に影響を与えた商品・サービスが紹介されていました。
日経産業地域研究所の消費者調査から、
ネット上での書き込み評価を確認してから購入する人は4人に1人。
30代では4割に達する。
ネット上での「おすすめ」は温泉や旅行・趣味や娯楽系商品で評価を確認する人の購入後の満足度が全体より高かった。
このような傾向が出ているそうです。
また、
ネットを普段使う人―73.1%
キーワード検索をよく使う人―52%
このようにインターネット上では、消費者の方がクチコミ情報を活用して購買やサービスの提供に直接結びついている行動が明確になってきています。
医療機関の受診は、まさしくこのようなクチコミ情報に基づくきっかけが一番大きいものです。
初めて受診をする患者さんがなぜこの医院を選んだかは
家族や友人知人の紹介という内容がとても多かったのですが、
これと同じ事がネット上で始まっています。
なぜこのような調査に医療サービスがあまり現れていないかというと、
それは医療機関がホームページをもっている割合が
20%前後とまだまだ低いからだと思います。
これからホームページをもつ医療機関の割合が増え、
またネット上での予約などが普及してきた場合に
ホテルや旅館などと同様、初めて行く医療機関のクチコミ情報を
事前に確認してから受診をする患者さんが増えると思います。
このような患者さんの傾向にあわせた
きめ細やかな毎日の診療がより一層大切になります。
基本的な知識や技術を日々研鑚するのは大前提なのですが
これからの医院経営を安定させるためには
やさしい心遣いも大切にしましょう。