2005年11月03日
なかなか面白そうでしたので取り上げてみました。
アフォーダンスとは、もともと知覚用語で、
その物の持つ属性(形や色、材質など)が
そのものをどのように取扱ったらいいかを使い手に自然に教えてくれる事です。
例えばドアの取っ手が丸いノブになっていれば、自然に握ってまわしますし、
手を掛ける取っ手になっていれば、そこに手をかけて引き開けるし、
レバーになっていれば、それを握って引き下げて扉を開けるといったことがあります。
特に説明書きがなくてもそのものの構造だけで自然に患者さんが動ける事が理想です。
−大切なのは患者さんの視点−
ついつい医院側の予算やスペースや使い勝手を
患者さんに押し付けてしまいがちですが、
・患者さんは1年に多くても数回しか医院に来られない
・当然ながら体調が悪い状態である
このような患者さんに対して院内のものがアフォードできればすばらしいと思います。
このような視点で院内の『モノ』を見直してみてはいかがでしょうか。