2005年10月03日
医療制度改革の厚生労働省の思案骨格が出されていました。
医療制度改革、入院費に定額払い拡大・厚労省試案骨格
高齢者中心に患者負担増
長期入院する高齢者のホテルコスト(食費や居住費)を自己負担にし、一定の所得(夫婦2人世帯で年収600万円強)がある高齢者の窓口負担を、
2割から3割に引き上げる。
高所得の高齢者は現役世代と同等の負担能力があるとの説明ですが、
厚生労働省のデータから一人当たり平均医療費は、
平成11年で65歳未満1464円、65歳以上で7314円と約5倍になっています。
確かに不必要な受診も多いかもしれませんが、
加齢に伴う医療費の増加は当然のことです。
従って単純に同じ負担能力があるから3割負担では、
65歳未満 146000円×3割=約4万円
65歳以上 731000円×2割=約15万円
↓↓↓↓
731000円×3割=約22万円
ととんでもない負担増加になってしまいます。
従って、不必要な受診を抑制するには、
窓口負担金のアップ以外の方法をとるべきでしょう。
このままでは必要な医療を受けることすらできずに、
かえって医療費の増大を招くことになると思います。
トラックバックURL
トラックバック一覧
1. 言っていることとやっていること [ Hotta World:: 「活・喝・勝」 ] 2005年10月04日 07:47
国連ができて今月24日で60年になる。1945年10月24日に発効した国連憲章には、未だに第二次世界大戦時の敵国条項が残っている。敵国条項の対象となっているのは、日本、ドイツ、イタリアなど。 国連憲章を改正するには、国連総会で3分の2の採択が必要で、かつ、たった一つの常...